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いや実にひさしぶりですね。 |
そうだねえずいぶんとひさしぶりだよ。
| しばらくぶりにゆっくりと休暇をとることができて、私は満足ですよ。 |
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それにしても最近はまったく事件が起こったりしないですね。 |
事件が起こらないのはいいことだろう。
| ノン！事件が起こらないというのは、これから起こるかもしれない事件が地下で進行しているということなのです！それに気づかないのは怠慢ですよ！ |
| ノン！私はフランス人ではない、 ベルギー人だっ！ |
それは別人だっ！
| 何を言ってるんですかヘイスティングス君！ |
だめだこれは。別の専門の医者を呼ばなくては。
| 何をぶつぶつ言っているんですか名も知れない謎の原作にでてこない美少女キャラ君。 |
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おや、アパートの前に馬車が止まったようです。誰か来るようですよ、里見浩太郎君。 |
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これはきっと何かの事件ですよ。 |
ある意味あってるが。灰色のノーフューチャー。
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とたとたとたとたとた |
ハドスン夫人もひさしぶりだなあ。
| やあ、ジャップ警部。 今日はいったいなんのようですかね。 |
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ちょっとは否定するとかの対応をしてやれよレストレード警部。 |
| 困った事件ですと？ |
| あの…人違いかもしれませんが、あなたは… ちょっと前にお会いした、アイリーン・アドラー嬢では… |
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聞けよ人の話をっ！ |
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それが、からっぽなのです。ただのボール箱が毎日毎日、何個も何個も送りつけられてくるのです。 |
ここは一つ私の灰色のノースウェスト航空が働く時が来たようですね。
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まだ飛行機は発明されていないぞ。 |
ホームズさん、ホームズさん。
お届けものですよお届けものですよ。
とたとたとた。
| これは…ボール箱！ |
まあっ！そのボール箱！私のところに送りつけられてきたものとまったく同じですわ！
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なんですって！ |
| お前とこもかいっ！ |
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なぜ黙るかっ!! |
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ほほほほほほほほ。 |
| 笑うなあああっ！ |
ホームズさん、ホームズさん、
お兄様のマイクロフトさまが
お見えですよ。
とたとたとたとた。
| ええっ？いったい何の用だろうか。 |
おほほほほほほほほほほほ。
| お前も笑いに来ただけかああっ！ |
おほほほほほほほ。
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おほほほほほほほほ。 |
おほほほほほほほほほほほほほほほ。
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おほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほ。 |
| はっはっは、驚いたかい、ワトスン君。 |
え、元に戻ったのか、ホームズ。
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はっはっはは、 |
し、芝居？
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実は私たち、最初からホームズさんの立てた計画にそって、ここに集まったのですわ。 |
ええ、僕とアドラー嬢とマイクロフトさんで。
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ワトスン博士、そのボール箱を開けてみたまえ。 |
あ、これは…空ではないんですか。あれ…これは…ケーキ？
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ワトスン君、今日は何日だい？ |
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そう！3月4日！ |
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おめでとう！ |