ふたご1 「扇風機はもっと本来の扇の風っぽい優雅さをかもし出すべきではないか。」
ふたご2 「べきでない。」

ふたご1

「中国の上海で、夏場の電力不足を解決する画期的な案が
出されたそうです。 」

ふたご2 「なんですか。」

ふたご1

「夏場に電力がなぜ大量消費されるかといえば、それはクーラーを
つけるからです。 」

ふたご2 「それはそうですね。」

ふたご1

「ですから夏場の温度が下がればクーラーの使用量も減り、
電力消費量も減るわけです。 」

ふたご2

「それはそうですが。」

ふたご1 「そんなわけで上海に雨を人工的に降らせることによって、
温度を下げてやろうという案が持ち上がっているそうです。 」

ふたご2 「さすがに大陸らしい豪快な案ですね。」

ふたご1

「実際に行なうにはまだまだ問題が多いですが、
なんだったら雨といわずに雪を降らせたほうが温度もさがっていいと思います。 」

ふたご2 「いやそれはやりすぎというものではないですか。」

ふたご1

「いいじゃないですか、クーラーのガンガンにきいた部屋の外には雪景色。
うーんロマンチックアンド倒錯的。」

ふたご2 「最初の目的を見失っていますが。」

ふたご1

「京都議定書の実効性を高めるために、日本でも雪といわず
雨でも煙霧でもいいから降らせていただきたいですね。 」

ふたご2 「煙霧みたいなはれときどきぶたみたいなものは降らさなくても
いいですが。」

ふたご1

「この人工降雨は日本ではさらに効果的なのです。
夏といわず秋、いや春まで雨を降らせ続けておくことによって
さらに電力の消費を減らせますからね。」

ふたご2 「さらにって。」

ふたご1

「夏の高校野球が雨で春まで順延されることにより、
春と夏の高校野球を同時に行なえるなんて、
ものすごい省エネ効果が期待できるではないですか!」

ふたご2

「わけのわからん効果を期待するなっ!」

ふたご1

「シーアイランドサミットに先立って行なわれた夕食会で
ロシアのプーチン大統領が
『本日はブッシュ大統領の母上であるバーバラ・
ブッシュ女史の誕生日であり、祝杯を挙げたい』と発言し、
プロディ欧州委員会委員長が『なぜそのようなことを知っているのか』と
問いだだすとプーチン大統領は『自分はKGBで働いていたことがある』と
きりかえすという、大変ほほえましい一こまがあったそうです。 」

ふたご2

「ほほえましいかそれ。」

ふたご1 「外交の場ではジョークの使い方が最も重要なのですよパードゥン?」

ふたご2 「パードゥンの使い方が間違ってますよ。」

ふたご1

「しかし、ジョークというのは、本人のキャラクターや持ちネタによって
大きく左右されます。ですから政治家には強いキャラクターと、
よい持ちネタが要求されます。
特にプーチン大統領の元KGBというのはいい持ちネタです。」

ふたご2 「持ちネタかよ。」

ふたご1 「KGBと言えばかつては世界中で恐れられた最強の諜報機関。
そのようなアクの強いフレーズを自在に使いこなせる立場というのは
たいへん便利なものなのです。 」
ふたご2

「まあそりゃそうかもしれませんが。」

ふたご1

「これは日本の政治家にももっとがんばってもらいたいものですね。」

ふたご2 「ったっていまさらがんばりようもないですが。」

ふたご1 「たとえば元サムライとか。」

ふたご2

「だからいまさら無理ですって。」

ふたご1

「じゃあ元ハラキリで。 」

ふたご2

「元は無理ですから。」

ふたご1

「仕方ないですね、それでは未来にかけましょう。」

ふたご2 「かけますか。」

ふたご1

「選挙制度を改革して、選挙に通った方は国会議員になる前に
ある機関に入ってもらいます。 」

ふたご2 「KGBっぽいところですか。」

ふたご1 「まあそこは、日本の特性を生かした機関ということで、
日本アニメ化機構ですが。 」

ふたご2

「なんじゃその機構。」

ふたご1

「人間をたちどころにアニメ化してしまう謎の機構です。」

ふたご2

「謎過ぎるわっ!」

ふたご1 「こうすれば外交の時にも『いやあ私昔アニメだったんですよ、ハッハッハ』と
話題も盛り上がること間違いなし! 」

ふたご2

「盛り上がるかっ!」

ふたご1

「『実は私はパラパラまんがで…』『私は影絵で…』 と話題も
盛り上がります。」

ふたご2 「どんなことになっとるんだ世界の首脳は。」

ふたご1

「そんな世界の首脳達を収録したDVD−BOX今なら
28万5千円でのご奉仕。」

ふたご2 「高いわっ!」

6月11日、ぼるぼっくす

 

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