ふたご1 「肴はあぶったニトログリセリンでいい。」

ふたご2

「そんな豪快な心臓病患者は爆発してもやむなしです。」

ふたご1 「青森県りんご試験場で切ったりすりおろしたりしても茶色に変色しないりんご、青り27号を開発したそうです。」

ふたご2

「普通のリンゴは茶色くなりますがねえ。」

ふたご1

「そうですね、いわばこれまでの果物の常識を覆すものです。種無しスイカや種無しぶどう、果物なのに人間の肉と同じ味がするザクロにならぶ新発明です。」

ふたご2 「いやザクロはそういう用途で作られたのではないと思いますが。」

ふたご1

「このリンゴをつかうことにより、切ったりんごやすりおろしたりんごをスーパーやコンビニなどで発売することもできるようになるとか。」

ふたご2

「まあ茶色くなったりんごは見苦しいですからね。」

ふたご1

「長時間空気に触れても大丈夫なりんごは、それ以外にもどんどん活躍の場を広げて行くことでしょう。」

ふたご2 「どこにひろげるんですか。」

ふたご1

「具体的に言うとほかの食材の活躍の場を奪って行くことでしょう。」

ふたご2 「うばいますか。」

ふたご1 「お土産に最適なりんごの開きが。」

ふたご2 「りんごを開いて干されてもねえ。」

ふたご1 「宴会では船の上に薄切りのりんごが。」

ふたご2 「船盛りにする必然性がまったく考えられませんが。」

ふたご1

「最終的には松方弘樹に世界で釣られるりんご。」

ふたご2

「茶色くならないという話とまったく関係なくなりましたが。」

ふたご1

「オークションに出品されていたナポレオンの歯が270万円で落札されたそうです。」

ふたご2

「何でも残ってるものですねえ。」

ふたご1

「この歯はナポレオンがセントヘレナ島に流刑にあっている時に歯科医に抜かれたものだそうです。」

ふたご2 「そんなものが。」

ふたご1

「一兵卒から身を起こし、フランスの皇帝となってヨーロッパを席捲した蓋世の英雄でも、ひとたび歯磨きをおこたれば、歯は虫歯になり、戦にも破れ、皇帝の地位もおわれ、大西洋の孤島で一生を終えなければならないとは、世の中とは無常なものです。」

ふたご2 「いや戦に負けたのは歯磨きが原因ではないと思いますが。」

ふたご1

「しかしたかだか一本の歯がこんなに高く売れるとは、ほかにもいろいろと出てきそうですが。」

ふたご2

「そうかもしれません。」

ふたご1 「ナポレオン三歳のみぎりのしゃれこうべとか。」

ふたご2 「落語じゃないんですから。」

ふたご1

「ナポレオン三歳のみぎりのドナーとなった腎臓とか。」

ふたご2

「三歳児から移植するな。」

ふたご1

「ナポレオン三歳のみぎりのたった10年でフランス革命を倒すことができるブリュメール液を分泌するナポレオン毒ぶくろとか。」

ふたご2

「昔の怪獣じゃないんですから。」

ふたご1

「NASAの宇宙飛行士二人が、地球に小惑星が激突しようとしている時に、小惑星を爆破するか、宇宙船で引っ張って軌道をずらす方法では、軌道をずらす方法のほうがよいという論文を発表したそうです。」

ふたご2 「爆発させたほうが簡単だと思ったんですが。」

ふたご1 「そんな映画もありましたが、小惑星の形が複雑であったり、自転したりしていることから困難であるということです。」

ふたご2 「引っ張って行くのも難しそうですがねえ。」

ふたご1

「まあこうした研究はどんどん進めていただきたいものです。小惑星が激突したらたいへんなことですから。」

ふたご2

「そうですねえ。」

ふたご1

「直接の衝撃だけでなく、衝撃でちりが舞い上がって氷河期が訪れたりし、地球環境は激変するとみられますからね。」

ふたご2

「まあいつ落ちてもおかしくはないですからね。」

ふたご1 「そこで私もひとつ対策を考えました。」

ふたご2 「考えましたか。」

ふたご1

「今の二つの方法は、ぶつかる前に小惑星を消す、ぶつからないように小惑星の軌道をずらすという方法です。この方面から考えていては、手に負えない大きさの小惑星が来た時には太刀打ちできません。そこで、私の考えた方法です。」

ふたご2

「それはどんな方法ですか。」

ふたご1
「大量の酢を用意し、地球の体をやわらかくして、どんな小惑星でもよけられるようにするのです!」

ふたご2

「いややわらかくなったところでよけきれないでしょうが。」

ふたご1
「表面にぶつかればぼよんと弾んではじき返してくれますしね。」

ふたご2 「地球をなんだと思っているのか。」

11月11日、軟式地球。

 

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