ふたご1

「僕ドラえもんベス。」

ふたご2

「朱色の。」

ふたご1
「小林製薬が『ハローキティ熱さまやわらかアイス枕』を発売したそうですよ。」

ふたご2

「キティさんですか。」


ふたご1

「この商品は皆様もご想像のとおり、ハローキティの絵柄がデザインされたやわらかいアイス枕です。」


ふたご2
「そのままですね。」

ふたご1

「キティちゃんをデザインすることにより、子供などにも親しみやすくしようというのが小林製薬の狙いです。」


ふたご2

「それはそうでしょうね。」


ふたご1

「小林製薬的な言い方をすれば、『コニコビール』です。」


ふたご2
「『ノドヌール』みたいに言わないでください。」
ふたご1

「しかし各地の観光土産やいろいろなものとのタイアップで、いろいろなものについているキティちゃんですが、ここに来てついに医療分野に進出ですよ。」


ふたご2
「出るところまで出ますねえ。」

ふたご1

「ゆくゆくはMRIやレントゲン設備がキティちゃんグッズになってもおかしくは無いでしょう。」


ふたご2
「いくらなんでもそこまでは。」

ふたご1
「空気清浄機やカメラにだってキティちゃんグッズがあるんです。空気清浄機とMRIや人工透析機とは、そう差はないですよ。」

ふたご2
「その差の認定基準がわかりません。」

ふたご1

「もちろんメスや鉗子やコッヘルにもキティちゃん。」


ふたご2

「いやあそこまでは。」


ふたご1

「ナイフやフォークやスプーンにもキティちゃんグッズはあるんです。そう差はないです。」


ふたご2

「まあそれはなんとなく納得できるような気もしないでもないですが。」


ふたご1

「しかし事態がここまでくると病院キャラクター業界はキティちゃんに独占されてしまうことに。」


ふたご2
「まあそこまで進めばの話ですが。」

ふたご1

「いわゆる『白い巨猫』です。」


ふたご2
「なにがいわゆるか。」

ふたご1

「小林製薬的に言うと『ボロモウケール』です。」


ふたご2

「小林製薬的に言うな。」


ふたご1
「日立エンジニアリング・アンド・サービスが、『ディオビスタ/フラッドシミュレーター』を発売するそうですよ。」

ふたご2
「なんですかそれは。」

ふたご1

「早い話が洪水シミュレーターです。」


ふたご2

「洪水ですか。」

ふたご1

「これには気象庁や国土地理院の協力を得て、たとえばどれだけの雨がどこに降ればどの程度の洪水が起きるかということをシミュレーションするというシステムです。」


ふたご2

「なるほど。」

ふたご1

「災害対策を立てる自治体や政府の方や、建築関係の方、そしてノアマニアの方におすすめのソフトです。」


ふたご2
「そんなマニアがいるのか。」

ふたご1
「こういう災害対策のシミュレーションというのは、起こってからではおそいのです。いくらでもやっておくのにしくはありません。」

ふたご2

「そうですねえ。」


ふたご1

「ですが、こういうシミュレーションというのは、あらゆる事態を想定したものでなくてはなりません。もし予想外の事が起これば結果は大きく変わってしまいます。」


ふたご2

「そうですね。」

ふたご1

「ですからこういったシミュレーターでは、あらゆる角度から見た可能性をかうんとしています。」


ふたご2

「たとえばどんなのですか。」

ふたご1
「たとえば、中規模程度の雨でも、その地方でおすもうさん20万人がいっせいに風呂に入ると洪水の危険性が。」

ふたご2
「20万人もいるかおすもうさん。」

ふたご1

「たとえ大雨が降っても、その場所に30万人の渡辺正行がいれば、洪水の確率は0パーセントに。」

ふたご2

「あの人が飲むのはコーラであって雨水ではありません。」

ふたご1
「こういう小さな可能性も計算に入れてシミュレーションするので、信頼できる結果が得られるのです。」

ふたご2

「そんなわけのわからない可能性まで計算に入れていると、間違った結果しか出てこないと思いますよ。」

ふたご1
「小林製薬的に言うと『ジョウズノテカラミズガモレール』です。」

ふたご2
「上手ではないっ!」

6月9日、デハコノヘンデオヒラキトナリマース。

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