「チューチューチューチュチュ♪バースのお嬢さん ヒゲがとっても似合うよ 吉田義男 ムッシュとよぼう〜。」
「時期も年代も何もかも外しすぎです。」
「オーストリアのウィーンで。」
「円滑な離婚への情報提供や支援を目的とした『離婚フェア』が開かれていたそうです。」
「離婚フェアですか。」
「なにしろウィーンでは、3組中2組が離婚しているという状況なのでやむをえないのです。」
「たとえば弁護士事務所や探偵会社、ＤＮＡ測定会社、そして離婚パーティのためのパーティ業者。」
「そんなに明るいもんですかね。」
「まあ2組のうち3組が離婚しているのだから仕方がありません。」
「むしろ離婚は新たなステップとして評価されているのです。」
「そうなんですかねえ。」
「だからマイケル・ジャクソン風のお面や出っ歯の男のお面も飛ぶように売れるわけです。」
「そんなお面かぶるパーティですか。」
「そして王様ゲーム。」
「コンパですか。」
「いえ、6回の結婚を繰り返し、離婚のために英国国教会を設立したというまさに離婚の王・ヘンリー8世ゲームです。」
「まあたしかに王様ですが。」
「ウインナーソーセージを彫刻して、誰が一番ヘンリー8世に似ているかを競うゲームです。」
「そんな中、二人だけフランスのカペー朝第5代国王・ルイ6世肥満王を彫り上げてしまう。」
「そんなたまたま気の合う二人が引かれ会ってしまうのも当然のいきさつではないだろうか。」
「まあたまたま出会うのはものすごく低い確率ではあると思いますが。」
「しかし、そんな二人の前に、フランク王国の王、カール3世肥満王を彫り上げた男が現れる。」
「はたして3人の恋の行方は？そしてスコットランド王マルカム3世大頭王のソーセージを持つ謎の人物の正体は？」
「やかましい。」
「次回、デンマーク国王ハーラル1世青歯王の歯の神経は死んでいるのか？乞うご期待！」
「何の話だ。」
「東レがすぐ乾く水着を開発したそうですよ。」
「へええ。」
「このようにスポーツ分野での素材は発達しているのです。」
「そうですねえ。」
「他のスポーツでもこの技術は応用されていくでしょう。」
「応用ですか。」
「たとえば泥汚れというのは、泥の水分によって服につくのです。」
「だから水を瞬間乾燥する素材を使えば、高校球児がヘッドスライディングしてもユニフォームはぴかぴかです。」
「なんだか一生懸命さが伝わってきませんね。」
「球児の体の汗も瞬間乾燥。」
「夏だというのにねえ。」
「敗れた球児の涙も瞬間乾燥。」
11月2日、ツタンカーメン乾燥王。
