ふたご1

「春なのに春なのにため池また一つ」


ふたご2

「香川県はため池の数が日本一と言われています。」


ふたご1

「昔からロシアではお酒を飲む人が多いことで有名ですが。」


ふたご2
「寒い国ですからね。」

ふたご1

「ロシアのアルコール消費量が増え、90年の三倍に増加したそうです。」


ふたご2

「そんなただでさえ多いのにそこまで。」


ふたご1

「そう聞くとたいへん多いように感じますが実はロシアならではの事情を斟酌する必要があります。」


ふたご2
「しんしゃくですか。」
ふたご1

「ロシアでは昔からアルコール度数の高いウォッカが飲まれてきましたが、最近になってビールの消費が急増しているのです。」


ふたご2

「なるほどビールのほうが同じ量でもアルコール度数は低いですからね。」


ふたご1

「つまりロシアの社会が健康になりつつあるということなのです。」


ふたご2

「なるほど。」


ふたご1
「その証拠に2005年に4万人を超えていたアルコールによる死者が、2006年にはわずか2万8千人程度に減少。」

ふたご2
「程度なのか。」

ふたご1

「ロシア全体の死亡者の12%の死因でしかないのですよ。」


ふたご2

「いやそれはめちゃくちゃ多いのでは。」


ふたご1

「昔は配管工を呼ぶなら午前中にしろ、午後になると酔っぱらって仕事ができないからと言われていた国ですから、この程度ですむのは逆に驚異です。」


ふたご2

「そうなのかなあ。」


ふたご1

「ですからこれからはもうちょっと度数の低いものを大量に飲ませ、摂取できるアルコール量を減らす戦略をとっていくべきでしょう。」


ふたご2
「ビールよりもさらに低アルコールですか。」

ふたご1

「もうシャンメリー程度でいいです。」


ふたご2
「子供用のシャンパンじゃないですか。アルコールはほとんど入ってませんよ。」

ふたご1

「そういうものを大量に飲めばおなかもふくれてアルコール摂取量も減ります。」


ふたご2

「しかしそんなのを飲んでも酔っぱらえないでしょうから、ロシアの人々には物足りないのは。」


ふたご1

「そのへんはボトルに工夫することで対処いたします。」


ふたご2
「工夫?」

ふたご1

「ロシアの長年にわたる宇宙開発の技術を生かして。」


ふたご2

「宇宙開発?」


ふたご1

「飲む人のまわりをぐるぐると回って飛ぶボトルをつくるのです。」


ふたご2

「人工衛星みたいに。」


ふたご1

「そうすれば目が回って酒で酔ったのと同じ効果が!」


ふたご2
「気分が悪くなるだけじゃないか。」
ふたご1
「気分が悪くなって吐けば、さらにシャンメリーを飲めるのでアルコール消費量もさらに鰻登りに!」
ふたご2

「まず自分が酔っぱらってないかどうか見つめ直すことをおすすめします。」


ふたご1

「何年か前に自動的にお部屋の掃除をしてくれるロボットが発売されましたが。」


ふたご2

「ありましたねえ。」


ふたご1

「そのロボットを発売した会社が、プール専用のお掃除ロボットを発売したそうです。」


ふたご2

「水中用ですか。」


ふたご1

「水中を動き回って髪の毛や藻やバクテリアなどを掃除していくという優れものです。」


ふたご2
「そこまですごいですか。」

ふたご1

「こうして徐々に人間社会にロボットが進出していくということなのですよ。」


ふたご2

「そうですねえ。」


ふたご1
「今では人がしたほうが早いですが、速度もどんどんあがっていくでしょう。」

ふたご2

「そうですね。」


ふたご1
「そのうち街角にもびゅんびゅん走り回るお掃除ロボットが。」

ふたご2
「便利な世の中ですね。」

ふたご1
「さらにその走り回るロボットを見て吐けるのでまたシャンメリーが飲めるというわけです。」

ふたご2
「飲むなシャンメリー。」

4月13日、シャンメリーは商標ではありません。

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