むかし、むかしあるところに
おじいさんと、おばあさんがくらしていました。
おじいさんたちは、ふだんはおこめをつくり、
ふゆになると、まちへおかゆをうりにいくのでした。
ことしのふゆも、おじいさんはまちへとむかいました。
「きをつけてくださいね、おじいさん。」
「ああ、わかっているよ、おばあさん。」
おじいさんは、おかゆのはいったかめをせおって
まちへとむかいました。

 

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