世の中には様々なマークがあります。

すばらしいマーク、ためになるマーク。
有名なあの会社や団体にももちろん
マークはあります。
ここでは、そんなマークを
いろいろと集めてみました。

 

 

NTT西日本株式会社
人類初の電話といわれる糸電話をモチーフとしたシンプルなマークです。
黒の電話は当時普及していた黒電話、白の電話は当時贈答用の電話として
使われていた白電話を現しています。また、白電話には日本の『日』という文字が
デザインされています。
原点を忘れないNTTの精神がうかがえます。

 

日本ペン習字研究会
いわゆる「日ペン」として知られるペン習字の通信教育団体です。
日本の日という字とペンをあしらった下部の丸印は、創始者である井上千圃氏の
家紋です。その上の双頭の鷲はローマ帝国では皇帝の紋章として使用され、
その後ローマ帝国の継承者を名乗るオーストリアのハプスブルク家や、ロシアのロマノフ家の
紋章としても使われた由緒正しいものです。この紋章にはいずれは世界の皇帝となる
意図があったのかもしれません。
『ペンは剣よりも強し』。その思いを込めた気宇壮大なマークです。

 

毎朝新聞株式会社
昭和中期より頻繁に、文学作品、漫画、テレビドラマ等に使用された架空の新聞社です。
このマークは朝日新聞と同じ朝日をデザインしていますが、朝日の朝より早いということを
強調するために、明け方になっても見られる「有明の月」が描かれています。
しかし、実際にはこのように同じ方向から月と太陽が見えることはないために現在では
毎朝新聞社自体が架空のものであるという説が有力となっています。

 

日本赤十字社

中立・公平・人道をモットーとする国際人道団体である赤十字社の日本支社です。
創設者であるスイス人のアンリ・デュナンの定めた赤十字の紋章が有名ですが、
イスラム圏では赤い三日月を徽章とした赤新月社などがあり、赤十字社のグループ
であるからといって、赤い十字を必ず 用いているわけではありません。
このマークは、古代マフィール文字で「10」をあらわしており、「十字」ではありますが、
なぜ縁もゆかりもない日本の赤十字社でこのマークが採用されたかについてはつまびらかに
されていません。

 

株式会社日本航空

JALの愛称で知られる日本最大の航空会社です。
このマークは、「いずれ日本列島自体を空に飛ばそう」という日本の航空会社
ならではの夢を形にしたものとされます。
JALの文字があらわしているのは、『気合』や『想い』といったもののようですが、
はたして日本航空が『空を飛ぶ』ということの原理をどう考えているのか、という
点にも思いをはせることのできるマークです。

 

 

カルビー株式会社

ポテトチップスなどの商品で知られる、日本有数の菓子メーカーです。
松尾食品工業として創立されたカルビーが、「カルビー」と名乗ったのは昭和45年の
ことです。カルビーのカルは「カルシウム」、ビーは「ビタミン」特にビタミンB1をさしています。
これらは日本人に不足しがちな栄養素であり、子供の栄養摂取を重視したカルビー社の
基本姿勢がうかがえます。
マークの注射器はビタミン注射、つまり「ビタミン」を、錠剤はカルシウム 錠剤、つまり「カル
シウム」をあらわしています。