ふたご1

「6月も間近ですがどうしたらいいでしょう。」

ふたご2 「どうしようもないですね。 」

ふたご1

「4月にあった佐賀県市議会選挙で宮地千里元県議が
本来は無所属なのに投票所では自民党と表記されて
しまったということで選挙無効を申し立てていたんですが、
残念ながら異議は却下されてしまいました。」

ふたご2 「それはいやですね。」

ふたご1

「しかも落選したのが一票差だったと言うのですから
やりきれないですね。 」

ふたご2 「それは困りましたね。」

ふたご1 「いわれもなく人を自民党呼ばわりするなど最低の所業ですよ。
あの醜いぶよぶよとした異臭を放つ自民党呼ばわりされた人は
どれだけ腹立たしいことか! 」

ふたご2

「自民党の人も腹立たしいと思うが、その発言。」

ふたご1 「こんなことならまだ名前を間違えられたほうがよかったですよ。」
ふたご2 「それのほうが問題だと思いますが。」

ふたご1

「自民党千里とか。」

ふたご2 「醜い自民党が入ってますが。」

ふたご1 「無所属の自民党です。」

ふたご2 「なんだかわかりませんよ。」

ふたご1 「星座は自民党座です。」

ふたご2 「選挙の時に星座は関係ないでしょう。」

ふたご1

「好きなものは自民党のカシューナッツ炒めです。 」

ふたご2 「どこへ向かっているんですか。」

ふたご1

「いつか、白馬に乗った自民党様が、
私を迎えに来るって…。」

ふたご2 「きません。」

ふたご1

「三重県津市のゴミ捨て場から発見された大黒屋光大夫直筆の
手紙などが出版されるそうです。」



ふたご2

「おろしや国酔夢譚の。」

ふたご1 「そう、鎖国時代にロシアに流れ着き、エカテリーナ二世とも謁見したと
いう人物ですよ。 」

ふたご2 「そんな有名人の手紙が何でまたゴミ捨て場なんかに。」

ふたご1 「古文書なのでふすまの下張りに使われていたそうです。
昔は紙は貴重品だったので、いろんな資料がふすまの
下張りなどに使われているのです。 」

ふたご2 「なるほど。」

ふたご1

「ですから古い家のふすまにはいろんな資料が
たくさんあるわけです。 」

ふたご2 「はい。」

ふたご1

「ですから歴史学者の間では激しいふすま争奪戦が
くりひろげられるわけです。 」

ふたご2 「まあそうでしょうねえ。」

ふたご1 「一度歴史学者を家にあげてしまうと根こそぎふすまを
持ち去られてしまいます。」

ふたご2

「シロアリみたいですね。」

ふたご1 「新潟のある旧家では、歴史学者に狙われたふすまを
金庫の中に隠しておいたのに、いつの間にかふすまが消えている!
中には「歴史学者参上」の紙が!」

ふたご2

「怪盗か。」

ふたご1 「いえ、今のところレオタード姿の歴史学者は確認されていませんが。」

ふたご2 「キャッツアイじゃなくてもいいです。」

ふたご1 「しかし今ですらこんな状態ですから、将来旧家のふすまが
ますます減少していくと、歴史学者の間で奪い合いでしょうね。 」

ふたご2

「そうなりますかねえ。」

ふたご1 「モヒカン頭でバイクを乗り回す歴史学者たちによって
時代は恐怖のどん底に! 」

ふたご2 「北斗の拳ですかそれは。」

ふたご1

「しかしいつまでもふすまをめぐって争いあっていても
疲れるばかり。ああ、もっと簡単にふすまが手に入れられたら…。」

ふたご2 「まあモヒカンにはしなくても手に入ると思いますが。」

ふたご1 「そんな時に不思議なポッケからふすまを出してくれる
ネコ型ロボットがいてくれたら。 」

ふたご2

「ドラえもんならもっとほかのものを出してほしいものですが。」

ふたご1 「しかしそんなことは見果てぬ夢。
今日もせっせと歴史学者たちは日々の仕事に戻るのです。 」

ふたご2 「まあまじめに仕事してくださいよ。」

ふたご1 「ウサギやかえると相撲をとるその仕事に。 」

ふたご2 「鳥獣戯画みたいな仕事はないから。」

5月30日、小麦をひいて粉にしたあとに残る小麦の皮。
 

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