ふたご1

「パン食い競争をめしあがれ。」

ふたご2

「争いをめしあがってもねえ。」

ふたご1 「台湾の李登輝前総統がコスプレデビューしたそうです。」

ふたご2

「コスプレえ?」

ふたご1

「李登輝前総統が開いている、李登輝学校のPR用として、『魁!男塾』の江田島平八をイメージして袴姿での写真を撮影したとか。」

ふたご2 「台湾でも知られているのですねえ。」

ふたご1

「それはもう。台湾の高校生の八割が額に『大往生』と刺青をしているぐらいですから。」

ふたご2

「聞いている途中にわかる嘘をつかないでください。」

ふたご1

「こういった動きが世界各国でひろがるといいですね。」

ふたご2 「いいんですかね。」

ふたご1 「たとえば総理大臣がアメリカを訪問する時にはスーパーマンのコスプレをしてでむくとか。」

ふたご2 「そんなムキムキの総理大臣は嫌だなあ。」

ふたご1 「訪英する時にはハリーポッターの。これは竹中金融・経済財政政策相にメガネをかけてもらって。」

ふたご2 「あなたが思っているほどとっちゃん坊やではありませんよ。」

ふたご1 「オランダを訪れる時にはみんなで耳を切って。」

ふたご2 「ゴッホかっ!」

ふたご1

「秋田県男鹿市で『なまはげ伝導士』認定試験が実施されるそうです。」

ふたご2

「なんですかそれは。」

ふたご1

「つまりなまはげの正しいあるべき姿を伝えるというものです。」

ふたご2

「へえ。」

ふたご1

「たとえばあなたはなまはげがどういうものかいえますか。」

ふたご2

「大晦日の夜に鬼の格好をした人が家々を回って子供を泣かせるのでしょう。」

ふたご1 「そういう言い方だと単に子供を泣かせるのが趣味の人の集まりみたいじゃないですか。」

ふたご2

「誤解をまねきますか。」

ふたご1

「なまはげは教育的要素などが強いのでそういったことをアピールしてもらわないと困ります。」

ふたご2 「なかなか難しいですねえ伝道士。」

ふたご1 「耐えてください。伝道士には正しい知識をえてもらわねばなりません。」

ふたご2

「それはそうかもしれませんが。」

ふたご1 「ついでに体力づくりにも励んでもらわねばなりません。」

ふたご2 「要りますか体力。」

ふたご1

「それはもう前人未到の断崖絶壁を登り、奔流激流をさかのぼり、なまはげを伝導してもらわねばならないのですから。」

ふたご2

「いやそんな奥地になまはげを伝えましても。」

ふたご1

「恵まれない人をなまはげで救いたい。」

ふたご2

「なかなか難しいですが。」

ふたご1

「なまはげの包丁で恵まれない人の鯛をさばきたい。」

ふたご2 「鯛もってるんですか恵まれない人。」

ふたご1

「そしてなまはげが関節から分泌するぬめぬめした液で、恵まれない人の台所の油汚れを落としたい。」

ふたご2 「まずお前が勉強してください。」

ふたご1 「WTOが、EUの地理的表示保護措置をルール違反だとする中間報告を出したそうです。」

ふたご2

「なんですかそれは。」

ふたご1

「たとえばシャンパンの名前はシャンパーニュ地方で作られたスパークリングワインのみにしか使えないとか、パルメザンチーズの名前はパルマ地方で作られたものでしか使えないとか。」

ふたご2

「それが地理的表示保護措置ですか。」

ふたご1 「しかしまあ現実問題としてパルマ地方で作られたわけでないパルメザンチーズもたくさんあるわけですよ。そういったチーズをどういえばいいのかという問題が起こるわけですから。」

ふたご2 「いまさら名前を変えろといわれても困りますねえ。」

ふたご1

「ですからEUとしても、若干譲歩して名前の一部使用を認める用意はしていたそうですが。」

ふたご2

「一部ですか。」

ふたご1

「小パルマミステリー(14)〜混浴温泉湯煙殺人!老舗チーズ工場に血みどろのチーズケーキを見た!〜チーズという名前を。」

ふたご2 「そんなサスペンスドラマ好きのEU人はいません。」

11月19日、パルメざーん♪パルメざん♪パルメざんはゆかいだな〜♪

 

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