ふたご1

「ふりふりしぇいくが〜おいえ〜」

ふたご2

「誰ものれないようなメロディでのらないでください。」

ふたご1 「イギリスのパンメーカーワーバートンズ社が、『チーズのにおいのする』映画のシーンを公募して、ベスト10を発表したそうです。」

ふたご2

「チーズのにおいですか。」

ふたご1

「いわゆるクサイシーンです。」

ふたご2 「はあなるほど。」

ふたご1

「残念ながらフセイン元大統領の息子さんのシーンは選ばれなかったようですが。」

ふたご2

「死者に鞭打つのはやめなさい。」

ふたご1

「1位となりましたのが『タイタニック』のディカプリオが『俺は世界の王だ』と船首で叫ぶシーンだそうです。」

ふたご2 「はあなるほど。」

ふたご1 「ただ若干納得は行かないですが。」

ふたご2 「なにがですか。」

ふたご1 「沈む船からはねずみが逃げるといいますから、タイタニック号にはねずみはいないでしょう。つまりねずみにとって魅力のないシーンです。それを一番のチーズ臭シーンと言ってしまうのはどうか。」

ふたご2 「ねずみ=チーズ好きかもしれませんが、ねずみが好き=チーズ臭というわけではないでしょうが。」

ふたご1 「日本でも味噌臭や醤油臭のするシーンなどをランキングしてみるといいですね。」

ふたご2 「具体的にどんなシーンか全くわかりませんが。」

ふたご1

「私も全く思い浮かびません。」

ふたご2

「だったら言うな。」

ふたご1

「しかしうなぎの蒲焼きのにおいがするシーンやチョコレートケーキのにおいがするシーンの映画などがあったら、それはもう大人気です。」

ふたご2

「まあ食欲はそそられるかもしれませんが。」

ふたご1

「そういうランキングを発表すれば、日本映画不振が叫ばれる昨今、グルメ層に取られた、映画の観客を取り戻せるのではないでしょうか。」

ふたご2

「グルメ層に取られたんですか映画客。」

ふたご1 「これからは映画評論家も試写会のときに白ご飯を片手に見に行っていただきたい。」

ふたご2

「そんなことをしても意味がないような。」

ふたご1

「『全米No1のヒューマン・ドラマ!アカデミー賞五部門獲得!あふれる感動となめたけ臭!この映画さえあれば、飯何倍でもいける!』。」

ふたご2 「なめたけ取り入れるかハリウッド。」

ふたご1 「フジワラ産業が、水に浮く畳を開発したそうです。」

ふたご2

「浮きますか。」

ふたご1 「今年は台風が多くて、床上浸水などされた家庭もたくさんあります。そんな時、この浮き畳があれば、家財道具や人ごと浮いて、あとの始末もたいへん楽です。」

ふたご2 「そんなに浮きますか。」

ふたご1

「これはもう防災グッズとしてたいへん役立ちます。」

ふたご2

「そうですねえ。」

ふたご1

「台風の時にわざわざ海でサーフィンをして波にのまれたときにも、この畳があれば、安心して浮けます。」

ふたご2

「台風の時に海に行くな。」

ふたご1

「川の中州にテントを張ってキャンプする時にもこれさえあれば。」

ふたご2 「中州でテントを張るなとどれだけ言ったらわかるんですか。」

ふたご1

「警察庁が民間航空機に私服武装警察官を極秘に搭乗させる、『スカイマーシャル』の運用を開始したそうです。」

ふたご2 「テロとかたいへんですからね。」

ふたご1 「世界規模でこういった取り組みはされているようで、サミットでも議題のひとつになったようですね。」

ふたご2

「それは導入してもらったほうが安心ですが、大丈夫なんですかね。」

ふたご1

「そうですね、航空機内のテロリストが飛行機を爆破したり、乗客を人質に取ったりするケースや、流れ弾が乗客にあたったりすることも考えられますからね。」

ふたご2

「いろんな訓練やいろいろな装備もあるんでしょうねえ。」

ふたご1 「そこで日本版スカイマーシャルは、相手の弾丸防御のために独自の技術を導入したそうです。」

ふたご2 「極秘なのに。」

ふたご1

「相手の弾丸が飛んできたらすかさず床の畳をひっくり返して防弾、『秘儀畳返し』!」

ふたご2

「畳敷きかよ旅客機。」

ふたご1

「万一海に墜落しても浮くので安心。」

ふたご2

「安心できるかっ!」

12月10日、浮いた話一つなかった畳に

 

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