ふたご1

「ドラゴンクエストをやっている人をドラクエストと呼びたい人、あつまれーっ!」

ふたご2

「無駄な呼びかけはやめてください。」

ふたご1 「中国の文豪、魯迅の子孫が、『魯迅』の名前を商標登録したいと政府に求めているそうです。」

ふたご2

「ちょっと個人名を商標はどうか。」

ふたご1

「中国の法律がどうか走りませんが、日本の著作権法を基準に考えると魯迅の作品の印税をもらえる期間はとっくに過ぎています。ですから、魯迅の子孫が魯迅によって利益を得るためには魯迅を商標登録するほかないわけです。」

ふたご2 「商標登録してどうするんですかねえ。」

ふたご1

「それはやっぱり魯迅まんじゅうや魯迅フィギュアなどの販売を。」

ふたご2

「あんまりありがたみないですねえ。」

ふたご1

「魯迅バックや魯迅介護セット。」

ふたご2 「駄洒落かよ。」

ふたご1 「人気が出れば魯迅テーマパークなども。」

ふたご2 「作んなよ。」

ふたご1 「入場するとイメージキャラクターの阿Q君がお出迎え!」

ふたご2 「阿Q正伝のか。」

ふたご1 「藤野先生がやってくるエレクトリカル藤野先生パレードも最高!」

ふたご2 「パレードすんなよ藤野先生。」

ふたご1

「狂人も待ってるよ!」

ふたご2

「狂人日記のかっ!」

ふたご1

「ラオスで開かれていたASEAN首脳と韓国の盧武鉉大統領の会談で、盧武鉉大統領はASEAN側からいろいろといわれたそうです。」

ふたご2

「なんですかそれは。」

ふたご1

「盧武鉉大統領が北朝鮮の核開発問題を話し合う六者協議のために北朝鮮に対する太陽政策が重要だと訴えたのです。、それに対してカンボジアのフン・セン首相が『北朝鮮の対応は核開発が完了し、交渉を有利に進められるようになるまでの時間稼ぎではないか。戦力が不足する場合、強くなるまで交渉に応じないものだ。』とコメントしたそうです。」

ふたご2

「そういうものですかねえ。」

ふたご1 「フン・セン首相は30年間カンボジアの内戦を生き抜いてきた戦略家ですからねえ。」

ふたご2

「そうなんですか。それでそんな分析を。」

ふたご1

「『私も昔同じ戦略だったから、よくわかる』と。」

ふたご2 「あんたもかい。」

ふたご1 「ASEAN大爆笑です。」

ふたご2

「爆笑かよ。」

ふたご1 「それだけASEAN内にフン・セン首相のキャラが浸透しているということです。フン・セン=腹黒い戦略家といった素敵なイメージが。」

ふたご2 「素敵かよ。」

ふたご1

「そしてフン・セン首相もその自分のキャラをわきまえて大きなウケをとる。これこそがASEAN連帯の秘訣です。」

ふたご2

「そんなバラエティ番組的連帯されてもなあ。」

ふたご1

「盧武鉉大統領もこのことをいい教訓として、六者協議の際にはしっかりとキャラを確立していただきたい。」

ふたご2

「そうなんですか。」

ふたご1

「考えても見てください。六者協議の首脳、アメリカのブッシュ大統領、ロシアのプーチン大統領、日本の小泉首相、北朝鮮の金正日総書記、中国の胡錦濤国家主席とならんでみると、どう考えても盧武鉉大統領のキャラは確立していないではないですか。」

ふたご2 「ほかはまあいいですが、胡錦濤国家主席のキャラってなんですか。」

ふたご1

「そんなもの中国四千年の国家主席なら、火を吹いたり一輪車に16人で乗れて当たり前でしょうがっ!」

ふたご2 「中国に幻想持ちすぎですよ。」

ふたご1 「しかし盧武鉉大統領がいくらキムチやテコンドーでがんばっても金正日総書記とかぶってしまいます。これはいけない。韓国のピンチだ。どうする韓国、どうする盧武鉉。」

ふたご2

「そこまで追い詰めなくても。」

ふたご1

「そこでそんな盧武鉉さんにお勧めしたいのが、こちらの施設です。」

ふたご2

「施設?」

ふたご1 「国家元首の穴!ありとあらゆる国家元首のノウハウを叩き込み、全世界に国家元首として送り込む、あのおそるべき秘密施設です!」

ふたご2 「あのといわれても困るが。」

ふたご1

「どんな厳しい大統領弾劾にも耐えられる、鋼の体を持った、強靭なマッスル国家元首として、ふたたび韓国政界に君臨するのです!」

ふたご2

「あんまりマッスルでも困りますが。」

ふたご1

「穴に入るとスターリン君とアミン君がお出迎え。」

ふたご2

「悪役専門かっ!」

12月3日、わたし待つわ

 

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