ふたご１ 「寒くなったりあたたかくなったりするのが春のきざしですよ。 」
ふたご２ 「きざしというか春ですが。」
ふたご１

「なんだかんだとあるアメリカ大統領選挙ですが。」
ふたご２ 「なんだかんだとありますねえ。 」
ふたご１

「民主党のケリー候補が『ブッシュ大統領の落選を望む
多くの各国指導者と会った』という発言をしたそうですが。」
ふたご２ 「各国指導者って誰ですか。」
ふたご１

「『名前を明らかにすれば信頼が損なわれる』として
名前は明らかにしなかったそうです。 」
ふたご２

「なんじゃそりゃ。」
ふたご１ 「このままだとスポーツ新聞や週刊誌の記事の
『業界関係者』とかわりません。」
ふたご２ 「まあ存在がわかりませんからねえ。」
ふたご１

「このままではケリー候補の発言がすべて東スポ並に
なってしまいます。それをさけるためには、会ったという
各国指導者の名前を明らかにしてもらわなければ。 」
ふたご２ 「でももしブッシュさんが再選されたらその指導者も困るんじゃ
ないですかね。 」
ふたご１

「そうですね、気まずいでしょうね。
その指導者もたまたまエレベーターでブッシュさんと
二人っきりになったら、階数表示をじっと見るほかないですからね。 」
ふたご２ 「その程度の気まずさですむのか。」
ふたご１

「ですから実名を明かせとはいいません。
ヒントだけ公表していただければ、ケリーさんの発言も
信憑性が出るというものではないでしょうか。 」
ふたご２ 「しかしヒントでもわかってしまったら何にもならないような。」
ふたご１

「そのへんはうまくやってください。」
ふたご２ 「人事だと思って簡単に言いますね。」
ふたご１

「では例を出しましょう。『マジシャン好き』。」
ふたご２

「あの、一人しか思いつかないのですが。」
ふたご１ 「いや、勘違いかもしれませんよ。 」

ふたご２

「近くの国のあの人でしょう。支持受けてもマイナスにしか
ならないような。」
ふたご１ 「では第二ヒント。『変な服』。 」

ふたご２ 「ますます絞れてきましたが。」
ふたご１

「第三ヒント。『シークレットシューズ』。」
ふたご２ 「もういいっ！」
ふたご１

「まだ294個のヒントが残っているので、ケリーさん、もしご入用でしたら
ご連絡ください。 」
ふたご２ 「根も葉もない決め付けをするな。」
ふたご１

「動物の好きな人には悪い人はいないといいますが。」

ふたご２ 「まあいうことはいいますね。」
ふたご１ 「環境省の調査で、『アメリカンコッカースパニエルの鳴き声は
工場で使われる金属プレス機よりもうるさい』ということが
判明したそうです。 」
ふたご２

「工場騒音並ですか。」
ふたご１

「ラブラドールレトリバーとアメリカンコッカースパニエルの鳴き声が
92デシベル、シェパードとゴールデンレトリバーの鳴き声が
91デシベルと、金属プレス機の90デシベル、大型自動車の
走行音86デシベルに勝るとも劣らない数値をたたき出したの
です。」
ふたご２

「まあ簡単に数値だけで判断できるものでもないですが、
すごいものですね。 」
ふたご１

「このことから導き出される結論がひとつあります。」
ふたご２ 「なんでしょうか。」
ふたご１

「『金属プレス機の好きな人に悪い人はいるかもしれないが
そんなに多くはない。』ということです。 」
ふたご２ 「だから単純に数値だけで判断するなと言っとるだろうがっ!!」
ふたご１ 「笑福亭鶴瓶さん、金属プレス機のご用命がありましたら
ぜひご連絡ください。 」
ふたご２

「そんなことをしてもNHK好感度調査の順位は上がりません。」
ふたご１

「ニューヨークのアメリカ自然史博物館で
『サイエンス・ライブ：ハッブル超深宇宙画像解析レース』という
イベントが開催されていたそうです。 」
ふたご２ 「なんですかそれは。」
ふたご１

「簡単に言えば、研究者チームが6日間24時間体制で、
博物館の来場者が見守る前で、ハッブル宇宙望遠鏡から
届いた新たなデータを計算したり論じあったりするというものです。」
ふたご２

「研究の過程が見られるというわけですか。」
ふたご１ 「そう、時代はまさにライブ感覚。
ただ単に展示品を並べているだけでは観客のハートは
つかめないのですよ。 」
ふたご２ 「まあそうかもしれませんが。」

ふたご１

　

「これから博物館は化石をひとつ展示する際にも
化石になりゆくさまをライブ実演するぐらいの
アーティスト魂がなければ展示しないぐらいの
心構えが必要です。」
ふたご２ 「学芸員にメドゥーサでも雇わなきゃやっていけんだろう。」

3月19日、姫様はこんな化石でもいい石じゃといってくださる。
　

SAKANAFISHホームへ

過去のふたご対談