ふたご1 | 「ぶーぶーぶー! 」 |
ふたご2 | 「ぶいゆ。」 |
ふたご1 |
「アメリカの大物投資家として知られる、ジョージ・ソロス氏が |
ふたご2 | 「ビル・ゲイツがパイをぶつけられたりといろいろありますが。」 |
ふたご1 |
「このジョージ・ソロス氏は先だってグルジアで政変があって |
ふたご2 | 「なるほど。」 |
ふたご1 |
「そこで、ソロス氏がやってきたことで、自分の国でも |
ふたご2 |
「そんなことをしてなんになるんでしょうか。」 |
ふたご1 | 「少なくとも服のしみ抜きをしている間はソロス氏も 身動きが取れないですからね。 」 |
ふたご2 | 「クリーニングに出す金ぐらいあるだろうが。」 |
ふたご1 |
「しかしソロス氏というのは世界一の投資家と呼ばれておりまして、 |
ふたご2 | 「まあそうかもしれませんね。」 |
ふたご1 |
「ソロス氏がマヨラーかどうかでマヨネーズ業界の株式も |
ふたご2 | 「マヨラーって。 」 |
ふたご1 |
「『ゼネラル・エレクトリック株200万株にマヨネーズとケチャップを |
ふたご2 | 「何の指示だそれは。」 |
ふたご1 |
「それがわからないようでは経済の世界を渡っていけませんよ。」 |
ふたご2 | 「わけのわからない世界ですね。」 |
ふたご1 |
「我々日本人も手に醤油やゴマ油を持って、 |
ふたご2 |
「本当にわけがわかりませんが。」 |
ふたご1 | 「わからない方はまな板の上の鯉になっていただくほか ない、というわけなのですね。」 |
ふたご2 |
「じつにうまくないですよ。」 |
ふたご1 | 「調味料だというのにね。」 |
ふたご2 | 「いやほんとうに。」 |
ふたご1 |
「チベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世が |
ふたご2 | 「宗教界で珍しいことですね。」 |
ふたご1 |
「ご存知の方も多いでしょうが、ダライ・ラマというのは、先代の |
ふたご2 | 「転生ですね。 」 |
ふたご1 |
「今まで代々男性だったダライ・ラマが女性に |
ふたご2 | 「ローマ法王もイスラムのカリフもずっと男性ですからねえ。」 |
ふたご1 | 「まあローマ法王やカリフはべつべつの人ですからいいですが、 ダライ・ラマは14世にわたって転生を繰り返してきたわけですから そりゃそろそろ女性の気持ちも味わってみたいと思うでしょう。 」 |
ふたご2 |
「そういうもんですかねえ。」 |
ふたご1 |
「ラサのポタラ宮の裏に先輩を呼び出して告白とか |
ふたご2 |
「一応活仏なんだからそんな一昔前の女子高生みたいなこと |
ふたご1 |
「ダライラマ、ガンバ!」 |
ふたご2 | 「罰当てたろか。」 |
ふたご1 |
「まあそれはともかく、本来仏教では仏というのは無性と |
ふたご2 | 「そういうものですか。」 |
ふたご1 | 「たとえばキリストさんだとどうしてもひげ面のイメージがあるので 女性がキリストの生まれ変わりだと言っても信憑性がないですね。 」 |
ふたご2 |
「まああんまり自称キリストの生まれ変わりという人には |
ふたご1 |
「ことほどさようにイメージというのは大切なわけです。 」 |
ふたご2 | 「まあそうですねえ。」 |
ふたご1 |
「あなたもダライ・ラマの生まれ変わりになる時には気をつけてください。」 |
ふたご2 |
「いや、生まれ変わりになる時って、ああいうのは先代が |
ふたご1 | 「生まれ変わりが女性になる時代ですよ。転生先が赤子と ばかりとは言い切れないじゃないですか。 」 |
ふたご2 | 「まあ納得はいきませんが、そんなこともあるかもしれないですねえ。」 |
ふたご1 |
「いつあちらさんが来られてもいいように、みんな、 |
ふたご2 | 「やっぱり罰当たりそうですが。」 |
4月2日、ラマ |
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