ふたご1 「虎の子の貯金をねらう人の子。」
ふたご2 「貯金をする側も人の子に違いないですが。」

ふたご1

「アメリカのカリフォルニア州立大学の研究者、ジェームス・
カウフマン氏の調査によると、劇作家や小説家に比べて、
詩人は早死にする傾向にあると言うことがわかったそうです。 」

ふたご2 「なんだかわかるようでわからない結果ですね。」

ふたご1

「みなさんも『詩とメルヘン』を買う時には『壮快』を
一緒に買ったほうがいいですよ。 」

ふたご2 「詩とメルヘンは2003年から休刊しているそうですよ。 」

ふたご1

「ほら雑誌まで短命。 」

ふたご2

「30年も続いたそうですから雑誌としては長命の部類でしょう。」

ふたご1 「それにしてもねえ。」

ふたご2 「しかも最期の編集長がアンパンマンのやなせたかしさんですよ。
短命の真逆です。 」

ふたご1

「きっと裏で『不老長寿』 とか『火の鳥の生き血』とかいう雑誌の
編集長でもしてるんじゃないですか。 」

ふたご2 「生臭い雑誌名ですね。」

ふたご1

「まあそんな話や詩人達のエネルギーを吸い取っているとかは
ともかく、何か詩以外の別のことをするのが詩人に残された
長生きのコツです。 」

ふたご2 「そうなんですかねえ。 」

ふたご1

「たとえば中国の文人などは漢詩が基本教養ですから、
みんな早死にしても不思議ではないのです 。
しかし、中国の文人と言うのは詩以外にも絵画などあらゆる
教養を身につけることを要求されました。そうやって早死にすることを
防いでいたのです。詩だけに突出すると杜甫や李白のようにあっさりと
死んでしまうのです。 」

ふたご2 「そんなもんですかねえ。」

ふたご1

「ですからこれをご覧になっている詩人の方は一刻も早くほかの
技を見につけて下さい!早く!早く!はやくーっ!! 」

ふたご2 「何をあせっているのですか。」

ふたご1

「なにをって、あなた、人命がかかってるんですよーっ!! 」

ふたご2

「まあかかっていないわけではないですが。」

ふたご1 「人一人の命は、リンゴ三個分より重いのですよーっ!!」

ふたご2

「リンゴ三個ぶん?」

ふたご1 「キティちゃんの体重ですよーっ!! 」

ふたご2 「知るかーっ!!」

ふたご1

「イスラム教などの問題がクローズアップされて久しい昨今ですが、 」

ふたご2 「いろいろとありますねえ。」

ふたご1

「フランスのリヨンにあるモスクの導師、アブデルカデル・
ブジアン師が国外追放されたそうです。 」

ふたご2 「なんでまた。 」

ふたご1

「『不貞な妻には顔を傷つけない限り、顔を殴るなどの
体罰を加えて良いというのが聖典コーランの教えだ』という
発言をしたからだそうです。 」

ふたご2 「まあひどい発言ですがそれで国外追放になるものですか。」

ふたご1 「つまりブジアン師が、イスラムの教えは三原じゅん子と
同じだというメッセージを流すのは問題だということで
フランス当局も追放にと。」

ふたご2

「顔はやめなよ、ボディボディっていつの時代の三原じゅん子ですか。」

ふたご1

「三原じゅん子の生涯はB.KとA.Kにわけられます。 」

ふたご2

「ビフォアとアフターのKとはなんですか。」

ふたご1

「もちろんビフォア・金八とアフター・コアラですよ。」

ふたご2 「金八以降から。コアラに出会うまでは空白か。」

ふたご1

「その謎につつまれていた期間が、今回の騒動をとくカギです。
そのころは『三原じゅん子』ではなく、『三原順子』という芸名でした。 」

ふたご2 「いや、女優とかレーサーとかやってたんじゃないんですか。よく知りませんが。」

ふたご1 「金八先生最終話で、金八に敗れた三原じゅん子は旅に出ます。」

ふたご2

「戦ったりする話ではないと思いますが、金八。」

ふたご1

「流れ流れてイスタンブール。光る砂漠でロウルですよ。 」

ふたご2 「いつ聞いても意味がわかりませんね。」

ふたご1

「イスタンブールと言えばかつては東ローマ帝国の首都で、
後にオスマン=トルコ帝国の首都となったところです。
東方正教会の本拠地でありながらイスラムのスルタンの
支配下となったという、いわばキリスト教、イスラム教の
二つの宗教を考えるのにはもってこいの場です。 」

ふたご2

「まあそれはそうかもしれませんが、三原じゅん子がどのようにして
今回の問題に関わってくるのですか 。」

ふたご1 「三原じゅん子の『三』はキリスト教における三位一体説、すなわち
神とキリストと精霊を同一のものと考える三を表し、
『原』はイスラム教の聖地メッカを意味するのです。しかし、彼女の
これまでの名前『三原順子』では、二つの宗教に順序をつける子と
とられる意味があるととられたのです。そこで彼女は『じゅん子』と
改名し、『じゅん』の精神で両宗教の融和を唱えたのです。」

ふたご2 「原がメッカだと言うのもわかりませんが、『じゅん』の精神と言うのも
よくわかりませんよ。 」

ふたご1

「『じゅん』というのはすなわち日本語で『光る砂漠でロウル』という
意味で…。 」

ふたご2 「だからわからんと言っとるじゃないか!」

4月23日、そこで私、じゅんっ、てなっちゃったんです。

 

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