ふたご1 「風邪にはやっぱりフライドチキンですよ!」
ふたご2 「間違ったことを堂々とすすめるのはおやめなさい。」

ふたご1

「なんだかんだとあるイラクですが。 」

ふたご2 「あるのは知ってますよ。」

ふたご1

「イラクの暫定評議会が新しく作ったイラク国旗が大変不評だと
いうことで6月以降にまた作り直すことになったそうです。 」

ふたご2 「なぜまた不評なのでしょうか。 」

ふたご1

「新国旗のデザインは、イスラムの象徴の三日月の下に、チグリス・
ユーフラテス両川を象徴する青い二本線が引かれていたんですが、
これがイスラエル国旗に似ているということで反発が来たそうです。 」

ふたご2

「仲が悪いですからねえ。イスラエルとアラブ。」

ふたご1 「新国旗を作るとなるとなかなか難しいですからねえ。」

ふたご2 「そうですねえ。」

ふたご1

「韓国の国旗制定の際も日本の国旗に似ているとして反発も
あったそうです。 」

ふたご2 「簡単ですからね日本。」

ふたご1

「ですから、イラクの新国旗制定の際には、ぜひとも智嚢を絞って、
まったく新しい斬新でフレッシュな国旗を決めていただきたい。 」

ふたご2 「口で言うのは簡単ですがねえ。」

ふたご1

「そう思って、私がいくつか考えてきました。このことがイラクと
日本の人々の友好の架け橋になれば、私は幸いです。 」

ふたご2 「そうですか、ではひとつ教えてください。」

ふたご1

「旗を真っ黒に塗りつぶします。 」

ふたご2 「真っ黒ですか。それで。」

ふたご1

「おしまいですが。 」

ふたご2

「うわあ地味な旗。」

ふたご1 「なにをおっしゃるのですか。ちゃんとこの国旗に秘められた意味を
知れば、この国旗がいかにすばらしいものかを知ることができるでしょう。」

ふたご2

「じゃあどんな意味がこめられているのか言ってみてください。」

ふたご1 「黒は原油を表しています。」

ふたご2 「…それだけ?」

ふたご1

「はい。」

ふたご2 「そんなねえ、原油だっていつまでもあるわけじゃないんですから。」

ふたご1

「そのへんはぬかりありません。埋蔵量にしたがって、国旗の黒の部分が
徐々に減っていきますから。」

ふたご2 「黒の部分が減ってどうするんですか。 」

ふたご1

「下からヌード写真が出てくるという寸法です。」

ふたご2 「おっさんのみやげ物ボールペンかっ!」

ふたご1 「この私の想いがイラクの人々に届くことを願ってやみません。」

ふたご2

「届かないことを切に祈っていますよ。」

ふたご1

「オーストラリアの南にあるカンガルー島なのですが、 」

ふたご2

「それこそカンガルーがいそうな名前の島ですね。」

ふたご1

「コアラが増えすぎて大問題になっているそうです。」

ふたご2 「カンガルーですか。」

ふたご1

「カンガルー島でコアラが増えたって、フクロヤマネが増えたって、
フクロネコがふえたっていいじゃないか。 」

ふたご2 「まあそりゃそうですがねえ。」

ふたご1 「で、増えすぎたコアラを駆除すべきかどうかで大問題に
なっているそうです。」

ふたご2

「駆除ですかあ。あんまり駆除というイメージの動物では
ないですねえ。」

ふたご1

「そうですね、観光業界としてもイメージが悪くなるということから
この問題には神経質にならざるをえません。 」

ふたご2 「まあそうですねえ。」

ふたご1

「ストレスに弱いというコアラがこの騒動を聞いてショック死
しないかという懸念も加わってさらに大問題です。 」

ふたご2

「そうなったら問題解決してますが。」

ふたご1

「そんなことになったらカンガルー島のイメージは
がらりと変わってしまいますよ。
『コアラ大量ストレス死の島』。」

ふたご2 「それはまたまずいですねえ。 」

ふたご1

「どうやったら観光客の人に満足できるストレスをあたえられるかを
考えて、カンガルー島の人々のストレスがますます高まってしまう
ではないですか。 」

ふたご2 「ストレスを売りにするなよ。」

4月30日、南北戦争は起こりませんでした。

 

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