ふたご1 「ワンダフルービューティフルーなんだあのパレード♪」
ふたご2 「アホちやうか。」

ふたご1

「クリントン前米大統領が回顧録を出版しまして、これがもう
爆発的に売れているそうですが、この中の記述に対して
ニュージーランド国内で反発の動きが出ているそうです。 」

ふたご2 「なんですかそれは。」

ふたご1

「皆さんご存知のヒラリー夫人。 」

ふたご2 「はい。」

ふたご1

「彼女の名前がエベレストに初登頂した、ニュージーランド人の
ヒラリー卿にちなんで名づけられたと、回顧録には書かれているのですが
実際にヒラリー卿がエベレストに初登頂したのはヒラリー夫人が
生まれてから6年後のことなのだそうです。 」

ふたご2

「あららそれはまたおかしいですね。」

ふたご1 「そのころのヒラリー卿はニュージーランドで養蜂をいとなむ人ですから
それが由来になるわけないではないかとニュージーランドでは
反発されているようです。 」

ふたご2 「あらららら。」

ふたご1

「しかし私はニュージーランドの方に言いたい。 」

ふたご2 「何をですか。」

ふたご1

「たとえ一介の養蜂家に過ぎなくても、人の名前の由来になって
何が悪いというのか! 」

ふたご2 「いや、だから外国の一介の養蜂家の存在をヒラリーさんの
ご両親が知ることはできないのではないかという問題もですね。」

ふたご1

「知るとか知らんとかどうでもいいっ!」

ふたご2 「いいわけないわっ!」

ふたご1

「世の中には人間がまだ知らない大きな力があるのです。」

ふたご2 「なんですかそれは。」

ふたご1

「つまり人間の運命をあやつる、大きな、見えない糸の
ようなものの存在です。 」

ふたご2

「糸ですか。」

ふたご1

「人間が自由意志でやっていると考えていることも、実は
大いなる意思の導きによってなされることなのです。」

ふたご2

「だいぶ話がえらい方向に進んできましたが。」

ふたご1 「ヒラリー夫人は大統領夫人、つまり世界の超大国の
ファーストレディの座に就き、実質上の大統領とまでいわれ、
また、次の次の大統領選挙には出馬するのではないかと
いわれています。このような重要な人間であるということも、
昔からすでに現れているのです。 」

ふたご2 「あらわれますか。」

ふたご1

「ヒラリー夫人はファーストレディ、いわばアメリカの
女王となるべくして生まれてきたということです。
それがゆえにヒラリーさんのご両親も娘に無意識のうちに
ヒラリーと名づけてしまったのです。 」

ふたご2 「さっぱりわかりませんが。」

ふたご1 「養蜂家ははちみつだけでなく、ローヤルゼリーも販売しています。」
ふたご2

「はあ。」

ふたご1

「このローヤルゼリーは、同じ蜂の幼虫でもローヤルゼリーを
食べている幼虫だけが女王蜂になるというものです。
つまり、女王を育てる→ローヤルゼリー→養蜂家→ヒラリー卿と
いうわけなのですよっ! 」

ふたご2 「まったく釈然としませんが。」

ふたご1 「その証拠にヒラリー夫人は幼少期から他人と違った生活を
してきました。 」

ふたご2

「違った生活ですか。」

ふたご1

「普通のアメリカ人ならなんにでもケチャップをかけて食べますが、
ヒラリー夫人はなんにでもローヤルゼリーを! 」

ふたご2

「どっちにしても気持ち悪いっ!」

ふたご1

「のどが渇けばコーラのかわりにローヤルゼリーを!」

ふたご2 「なるのかかわりに。」

ふたご1

「メリケン粉の代わりにローヤルゼリーを! 」

ふたご2 「根本的に話がおかしくなってきてますが。」

ふたご1 「そしてクリントン大統領と結婚して10年、スイート・テン・
ローヤルゼリーですよ。」 」

ふたご2

「もう本当にわかりませんよ。」

ふたご1

「つい娘に「セイヨウミツバチ子」とか「倉田養蜂産業」とか
名前をつけてしまったら、それは娘の将来が期待できると
いうことですよ、お父さん。 」

ふたご2

「それを許容する周囲に期待できませんが。」

ふたご1 「ブラジルのカンピナス州立大学などの研究チームが、エチオピアの
コーヒーの中から、カフェインのないコーヒーの木を発見したそうです。 」

ふたご2

「それはまたいいような悪いような。」

ふたご1

「いくら飲んでも眠くなるばかりのコーヒーですよ。」

ふたご2 「いや眠気が覚めないということではあるのでしょうが。」

ふたご1

「普通のコーヒーの中にこのコーヒーの粉末をさらさらと入れるだけで、
ターゲットはたちまち眠りに落ちるっていう寸法でさあ。 」

ふたご2 「その寸法で家を建てたら欠陥住宅間違いなしですよ。」

6月25日、すんぽうさい

 

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