「焼肉屋は突然パニックですか。」

「ロシアでは第二次世界大戦中の激戦地、スターリングラードの戦いの
戦死者の墓碑銘を変更する指示が大統領から出されたそうです。」

「このスターリングラードという名前は、1925年に当時のソ連書記長
スターリンの名前をとってつけられたのですが、1961年にスターリン批判が
行なわれてからスターリングラードから旧名の ボルゴグラードに戻されたという
歴史を持っています。」

「近くのスターリングラードディズニーランドもボルゴグラードディズニーランドにかわったりと
いろいろとたいへんだったようです。」

「無いだろう旧ソ連にディズニーランド。」

「しかし近年はかつての超大国ソ連への憧れから、旧ソ連時代の名前を
復活させようという動きもあるそうなのです。そこでボルゴグラードもふたたび
スターリングラードに変えようという話もあり、 この墓碑銘の変更も
その辺にかかっているという説もあります。」

「しかしこの半世紀の間に墓碑銘を二度も変更された戦死者達は
どう思っているのか。」

「ついつい間違って別の人の墓碑銘になってしまったりする事故がおきないか
それが不安です。」

「ふたたび何か政治の流れが変わって、ボルゴグラードに戻そうという動きや
スターリングラードに戻そうという動きが出てくるかもしれません。
そんな政治的な流れで、戦死者達の名前が左右されるのは大問題です。
死者への冒涜です！」

「そこで、どんなに町の名前が変わっても大丈夫なような対策を、
今回の墓碑銘変更の際にもう一つ変更をすることをよびかけたい。」

「なんでしょうか。」

「とりあえず戦死者の名前を全員スターリンに変更ということで。」

「そっちのほうがはるかに冒涜ですが。」

「たとえばマディソン郡の橋のようなラブストーリー映画を見ると
黄体ホルモンのような女性ホルモンが分泌され、
ゴッドファーザーPARTIIのような暴力的なシーンのある映画を見ると
雄性ホルモンが分泌されるということなのです。」

「それが科学的に実証されたわけですか。」

「その昔、高倉健のヤクザ映画を見た人が映画館から出るときには
全員肩をいからして出てきたということですし。」

「出すぎですよ女性ホルモン。」

「一体じゃリン子チエの映画版を見た人間からはどんなホルモンが
分泌されるのか。」

「ホルモンは映画の中に出てますよ。」

「国土交通省がアスファルトの中に紙おむつなどに使われる保水剤を
入れることによって、ヒートアイランド現象を緩和する保水剤舗装の支援に
乗り出すそうです。」

「つまりアスファルトの中の保水剤にふくまれる水が蒸発することにより
あたりの気温を下げるのです。」

「しかしこれだけでは足りないでしょうね。」

「そうですね、すべてのビルのコンクリートにも保水剤を入れるぐらい
しないと。」

「なんだか湿っぽいビルですね。」

「そして人々も保水剤入りのスーツを着て。」

「皆さんもヒートアイランド現象の緩和のためにどんどんおもらししていきましょう。」

7月23日、あついつい

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