ふたご1 「みど♪はど♪憲法♪トルコ!オスマン朝なのこの国はアタテュルク!」

ふたご2

「替え歌を試みるならみんなが知っている歌を無理なく当てはめてくださいと先週も言ったはずですが。」

ふたご1 「タイのタクシン首相なのですが。」

ふたご2

「わりとここでよく聞きますね。」

ふたご1

「来年まで全ての記者会見の予定を取りやめるそうです。」

ふたご2「なんでまた。」

ふたご1

「占い師が星の位置が悪いと言うからだそうです。」

ふたご2

「いいんですかそんなことで。」

ふたご1

「まあ悪いとは思いますが何しろ首相が出てこないので言うわけにもいきません。」

ふたご2「別に記者会見の場で聞かなくても。」

ふたご1

「しかしこの事件で重大なことがわかりました。」

ふたご2「なんでしょうか。」

ふたご1 「星占いには『記者会見運』というものがあるということです。」

ふたご2「まああるんですかね。」

ふたご1「おそらく秋頃の杉村大蔵代議士も悪かったのでしょう。」

ふたご2「まあよくはなかったでしょうが。」

ふたご1

「こういった記者会見の場での一言がきっかけとなって大変なことになってしまうことが政治家にはよくあります。それを避けるために独裁者と言うのはあまり記者会見とかをやりませんね。」

ふたご2

「まあそうですねえ。」

ふたご1

「しかし民主主義政体の国では記者会見は避けてとおれません。だからといってもし記者会見運が悪い時に会見をしなくてはならない羽目に追い込まれてしまっては、内閣が崩壊してしまうことは確実です。ですからいかにしてうまくそれを交わすかが政治家の力量というものでしょう。」

ふたご2

「まあタクシン首相がうまいかどうかは別として。」

ふたご1

「たとえば外遊です。外国に行けば星の見える位置も微妙に違ってきて記者会見運もアップ。」

ふたご2 「そんなちょっと動いただけで運勢変わるんですか。」

ふたご1

「変わりますとも。」

ふたご2「そうなんですか。」

ふたご1

「だってほかの国に行けばそこでは星占いに記者会見運があるという概念がないかもしれないじゃないですか!」

ふたご2

「普通ありません。」

ふたご1 「ボジョレーだか暴動だかでかまびすしいフランスですが。」

ふたご2「ボだけでまとめないでください。」

ふたご1

「煙草のラベルのようにワインのラベルにも『アルコールの摂取は健康に悪影響があります』と言った種類の警告文を書くように求めた報告書が健康保健省に提出されたそうです。」

ふたご2

「ついにワインまでですか。」

ふたご1

「まあたしかに酒に酔っ払った人は周りの人にも迷惑を及ぼして健康に悪いですからね。」

ふたご2

「この場合は自分自身への悪影響だと思いますが。」

ふたご1

「酔っぱらったフランス人は凱旋門タイガースが優勝したといってはポンヌフの橋からセーヌ川に飛び込んでしまいますからね。」

ふたご2「それは大阪人では。」

ふたご1 「警告するのであればそういったいろいろな飲酒の悪影響を一目でわかるようにする工夫が必要ですね。」

ふたご2「まあせっかくですから。」

ふたご1

「酔っ払ってネクタイを頭に巻いたガンマGTPの高いサラリーマンが、寿司の折り詰めをぶらさげつつドジョウすくいを踊りながら電柱にぶつかっている姿をラベルにしておきましょう。」

ふたご2 「フランスにいるんですかそんなベタベタな酔っ払い。」
ふたご1

「じゃあエスカルゴすくいでいいです。」

ふたご2

「いやそこだけではなくて。」

ふたご1 「しかしこういった警告ラベルが前面に出てしまうとワインのおしゃれというイメージが一気に吹き飛んでしまいます。」

ふたご2 「まあそうですねえ。」

ふたご1

「そうなるとワインの売り上げも激減し、ワインを主要な輸出品としているフランスとしても困ったことになります。」

ふたご2

「そうですねえ。」

ふたご1
「そこでひとついい方法を考えました。」

ふたご2

「なんでしょう。」

ふたご1
「ワインボトルの中にエスカルゴを入れて、『ワインの飲みすぎは健康に有害です』と人文字ならぬエスカルゴ文字を描かせるのです!」

ふたご2 「おしゃれというよりゲテモノ酒だなあ。」

11月25日、ワインはサルや!

 

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