ふたご1
「上から読んでもトマト!下から読んでもトマト!読まなくてもトマト!」

ふたご2

「じゃあ黙っててください。」

ふたご1
「訪米中の中国の胡錦濤主席が、シアトルで財界人との晩餐会に出席したそうです」

ふたご2

「はい。」

ふたご1

「そこで、『スターバックス・コーヒーの店舗は中国の各都市で急増している、現在の職に就いていなければ、絶対にスターバックスのお店に行っていただろう』と発言したそうです。」

ふたご2
「はあ。」

ふたご1

「国家主席は行けないんですかねスターバックス。」

ふたご2

「まあ国家元首だと警備の問題とかもありますし。」

ふたご1

「いえいえそんなことは本質ではありません。ブッシュ大統領だって訪日の際には居酒屋を訪れたことがあるではないですか。」

ふたご2
「そんなこともありましたか。」

ふたご1

「居酒屋とスターバックスどちらが危険だと思うんですか。」

ふたご2
「確かにスターバックスに危険というイメージはないですが。」

ふたご1
「飛び交う枝豆、炸裂するビールジョッキ、炎上する水菜とウインナーのパリパリサラダ…居酒屋は危険のワンダーランドですよ。」

ふたご2
「いつの間にそんなことに。」

ふたご1
「そして最大の敵が酔っ払いです。酔っ払いには国家の秩序や権威は通用しません。」

ふたご2
「それはそうですが。」

ふたご1

「それに何より中国では酔拳の国ですからなお危険です。胡錦濤主席の国家主席拳法がどこまで通用するかは未知数ですし。」

ふたご2

「拳法の存在が未知数ですよ。」

ふたご1

「それに比べたらスターバックスのなんと安全なことか。」

ふたご2

「まあそうですが。」

ふたご1

「せいぜいコーヒーカップやエスプレッソマシーンや抹茶クリームフラペチーノが飛び交う程度です。」

ふたご2
「やっぱり飛び交うのか。」

ふたご1

「目がさめればさめるだけ強くなる、カフェイン摂取拳法カフェ拳の使い手のOLぐらいなら、国家主席拳法の敵ではありますまい。」

ふたご2
「あるのかカフェ拳。」

ふたご1

「ですからほかに何か国家主席が行けない理由があるのですよ。」

ふたご2

「そうなんですかねえ。」

 

ふたご1
「国家主席になるとコーヒーが飲めなくなるとか。」

ふたご2
「国家主席がコーヒーを飲んではいけないという法律は無いでしょう。」

ふたご1

「そうではなくて、妊娠すると味覚の変化とかがあるでしょう。すっぱいものが食べたくなったり、壁土が食べたくなったり。」

ふたご2

「今でもいるんですか壁土を食う妊婦。」

ふたご1

「そのように、国家主席という重職につくと、その心身へのプレッシャーから味覚に変調をきたすのかもしれません。」

ふたご2

「そうなんですかねえ。」

ふたご1

「そう考えるとコーヒー以外にも変調をきたしているのかもしれません。」

ふたご2
「たとえばなんですか。」

ふたご1
「たとえばとある映像で見たのですが、麻婆豆腐を食べている主席をよくみるとどうもおかしい。」

ふたご2

「なにがですか。」

ふたご1

「全然辛そうに見えない。」

ふたご2

「甘口ですか。」

 

ふたご1

「よく見ると麻婆豆腐が妙に赤い。」

ふたご2

「赤?」

ふたご1
「実はケチャップでできていたのです!」

ふたご2
「エビチリじゃないですか。」

ふたご1

「そんな次元ではありません。そのほかにもよく見ると広東風やきそばではなくてケチャップで炒めたナポリタン風やきそば、ケチャップで煮込んだフカヒレのケチャップ煮、アワビと八宝菜のケチャップソースがけ、熊の手のケチャップ煮、そしてツバメの巣入りケチャップあんかけをかけたケチャップチャーハン!」

ふたご2

「うわあもったいない料理の数々。」

ふたご1
「チャーハンに立っていた、小さな五星紅旗とミニカーから類推すると、国家主席になると、心身が変調を来たし、味覚の子供がえりが起こるのではないかと見られています。」

ふたご2

「お子様ランチか。」

 

ふたご1
「デザートのプリンにかけられたケチャップをおいしそうになめる胡錦濤主席の姿を見て、我々調査班はその思いを強くしました。」

ふたご2
「子供がえりという問題ではないのでは。」

4月21日、いいとも青年隊。

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