ふたご1

「人生にとって大切なことは、電話帳なんかに書かれていないんだっ!!」


ふたご2

「いやわりと書かれているような。」


ふたご1

「ニューヨークタイムズといえば、ニューヨークのタイムズとして知られる新聞ですが。」


ふたご2
「東京スポーツは東京のスポーツとして知られていませんが。」

ふたご1

「アメリカの反戦団体が、ニセニューヨークタイムズを130万部も作ったそうです。」


ふたご2

「130万部ですか。」


ふたご1

「『ブッシュ大統領逮捕』とか『国連で国の武装禁止が全会一致で決定』などの内容が書かれていたそうです。」


ふたご2
「平和団体が望んでいることが書かれているわけですか。」
ふたご1

「そうですね、現実性が薄いながらも、自分たちの希望することを新聞に載せる。まるでちょっと前のデイリースポーツのようではないですか。」


ふたご2

「阪神優勝をどれだけの難事だと思っているのだ。」


ふたご1

「しかし130万部というとすごい量です。」


ふたご2

「そうですねえ。」


ふたご1

「ニューヨークタイムズ平日版の発行部数が113万部といいますから、それを上回る数です。」


ふたご2

「本家を超えなくても。」


ふたご1

「東京スポーツの発行部数も120万部なので、ほぼ匹敵する数です。」


ふたご2

「そこと比べなくても。」


ふたご1

「ということは、ニセ東スポも作ろうと思えば可能なわけです。」


ふたご2

「何がと言うことだ。」


ふたご1

「そう、あの日付と一面以外は全て誤報と言われる東京スポーツのニセ版です。」


ふたご2

「一面こそ誤報です。」


ふたご1

「どこまでも正確で全くおもしろみのない紙面。」


ふたご2
「それは普通の新聞では。」

ふたご1

「そして日付も正確。」


ふたご2

「ますます普通だ。」


ふたご1

「けれどもよく見ると、文字がタガログ語!」


ふたご2

「よく見んと気付かんのかっ!」


ふたご1

「おそらく東京フィリピン化団体の仕業と思われます。」


ふたご2

「もうちょっとましなことに仕業を使ってください。」


ふたご1

「イタリアといえばマフィアですが。」


ふたご2

「それは偏見ですよ。」


ふたご1

「イタリアの流通団体が発表した報告書によると、マフィアが年間に1300億ユーロ、約15兆8600億円の売り上げを上げているとのことです。」


ふたご2

「どえらい金額ですねえ。」


ふたご1

「イタリアGDPの6%に匹敵するそうです。」


ふたご2

「すごいんでしょうが、実感がわきませんねえ。」


ふたご1

「イタリアでは新生児に1000ユーロを提供する政策を行っています。」


ふたご2

「はあ。」


ふたご1

「これで1300億ユーロを割ると、1億3000万です。およそ日本の人口分ぐらいです。」


ふたご2

「はあ。」


ふたご1

「つまり、日本人すべてが新生児になった時にイタリア政府からもらえる金額と同じというわけなのです。」


ふたご2

「出発点から間違ったたとえですね。」


ふたご1

「イタリアの軍事費はGDP比1.6%の202億ドル、およそ260億ユーロです。」


ふたご2
「軍事費の5倍ですか。」

ふたご1

「そうです。つまりイタリア軍はマフィアの5分の1です。さて、イタリア軍には陸軍と海軍と空軍と警察軍があります。」


ふたご2

「4つあるんですか」


ふたご1

「つまりイタリア空軍はイタリア軍の4分の1なわけです。」


ふたご2

「そうなのか?」


ふたご1

「つまり、イタリア軍の主力戦闘機ロッキードF16を換算すると、F16×4×5=F320、つまりマフィアの主力戦闘機はロッキードF320となるのです!」


ふたご2
「もう何を説明しているのかすらわからん。」

11月15日、ナポリターノ大統領もびっくり。

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