ふたご1

「お前を老任侠にしてやろうか!」


ふたご2

「青汁でも飲んでいてください。」


ふたご1

「イギリスの教師と講師の組合・ATLがですね。」


ふたご2
「はい。」

ふたご1

「小学生児童に出される宿題の禁止を求めることを検討しているそうです。」


ふたご2

「イギリス版ゆとり教育ですか。」


ふたご1

「いえそういうことではなく。」


ふたご2
「違うんですか。」
ふたご1

「宿題というものは両親と子供の間に争いをもたらし、家庭を不幸にし、結果的に学力の低下を招くというのです。」


ふたご2

「もたらしますか争いを。」


ふたご1

「たとえば宿題やったのかと親は問い詰め、子はそれに反発するでしょう。」


ふたご2

「よくある風景ですね。」


ふたご1

「また、宿題を手伝ってもらおうと親に聞こうとしても、親は親で忙しく、またわからない場合もあるでしょう。そうなるとまたきしみが。」


ふたご2

「まあそうかもしれませんが。」


ふたご1

「しかしまあ宿題がなければ子は遊びほうけるでしょう。」


ふたご2

「まあやむを得ないですね。」


ふたご1

「そうなると学力はやはり低下するおそれがあります。」


ふたご2

「そうなりますねえ。」


ふたご1

「ですからここは一つ宿題は存続の方向で。」


ふたご2

「ということは家庭のほうはあきらめると。」


ふたご1

「いえ、そこはそうですね、家庭を大事にする宿題を出せばいいのです。」


ふたご2
「家庭を大事にする宿題?」

ふたご1

「たとえば12+15とかいう味気ない問題でも。」


ふたご2

「はい。」


ふたご1

「これを家庭に置き換えれば家庭の大事さもわかりつつ、学習も出来るというものです。」


ふたご2

「置き換えるってどうやって。」


ふたご1

「12人の大好きなママと、15人の大好きなママを足すと、何人の大好きなママが出来るかな?」


ふたご2

「数式の簡単さに比べて複雑すぎるでしょうその家庭。」


ふたご1

「ほかにも家庭の大事さを教えられることはたくさんあります。」


ふたご2

「そうなんですか。」


ふたご1

「基本的に日本史は江戸時代が中心で。」


ふたご2

「もしかして将軍の名前に『家』がついているからだとか言うつもりじゃないでしょうね。」


ふたご1

「それを補完する朝廷の歴史は宇多源氏源雅信の後裔である庭田家を中心でお送りします。」


ふたご2

「やっぱりか。」


ふたご1
「あとは宿題を忘れた子供の口に石を詰め込んで、家庭を大切にするという掟を守らせるのです。」
ふたご2

「それはファミリーはファミリーでもマフィアの方のファミリーですが。」


ふたご1

「柿の種で有名な亀田製菓ですが。」


ふたご2

「はい。」


ふたご1

「このほど、柿の種を初めて海外で発売することになったそうです。」


ふたご2

「初なんですか。」


ふたご1

「その最初のターゲットはアメリカ。」


ふたご2
「米国ですか。」

ふたご1

「これぐらいの小さい菓子なら、ブッシュ大統領ものどに詰まらせないだろうという亀田製菓の読みがあるもようです。」


ふたご2

「もう任期も終わるんですが。」


ふたご1

「米国制覇の次はオーストラリアを狙うと言われています。」


ふたご2

「何故にオーストラリアですか。」


ふたご1

「柿の種をもう少し曲げて、ブーメラン型にするのは容易だからです。」


ふたご2
「だからですと言われても。」

3月14日、一粒で二度おいしい。

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