ふたご1 |
「ある日♪森の中♪ポッコクアマビコヤスデに出会った♪」 |
ふたご2 |
「ドラマが生まれそうにないですが節足動物との出会い。」 |
ふたご1 |
「ニューヨークですが。」 |
ふたご2 |
「なにか。」 |
ふたご1 |
「ニューヨーク市が、これまでの公称面積より狭いことが発覚したそうです。」 |
ふたご2 |
「はあそうですか。」 |
ふたご1 |
「面積として44平方キロメートル、なんとバチカン市国に換算すると100バチカンにそうとうするという。」 |
ふたご2 |
「単位にしなくてもいいと思いますが。」 |
ふたご1 |
「しかし公称より少ないなんてことはよくあることで。」 |
ふたご2 |
「まあそうですねえ。」 |
ふたご1 |
「たとえば野球場の入場人数はよく水増しだと言われたものです。」 |
ふたご2 |
「そうですねえ。」 |
ふたご1 |
「しかしこれは水増しとはちょっと違います。」 |
ふたご2 |
「なんですか。」 |
ふたご1 |
「たとえばニューヨークのことを別名ビッグアップルと言います。」 |
ふたご2 |
「はあ。」 |
ふたご1 |
「そして巨人軍のことを栄光の大巨人軍と言います。」 |
ふたご2 |
「はあ。」 |
ふたご1 |
「このように、大きいと言われるものは、自らが大きくならねばならないという強迫観念にとらわれて、ついつい実際より大きく言ってしまうのです。」 |
ふたご2 |
「そうなんですか。」 |
ふたご1 |
「ですから楽になるように、ニューヨークのことも『ミドルアップル』、巨人軍のことも中巨人軍、大阪城のことも中阪城と読んであげましょう。」 |
ふたご2 |
「あげられても。」 |
ふたご1 |
「そうすれば、大きくあらねばならないという強迫観念から解放され、実際の大きさが明らかになるはずです。」 |
ふたご2 |
「そうしなくてもなってると思うんですがねえ。」 |
ふたご1 |
「大根のことも中根、大商大付属堺高校も中商中付属堺高校に。」 |
ふたご2 |
「そこまですると完全に意味がわからなくなりますが。」 |
ふたご1 |
「粗大ゴミも、粗中ゴミとすれば、今のように粗大な場所も取らずに処理できます。」 |
ふたご2 |
「十分粗大だと思いますが。」 |
ふたご1 |
「総理大臣も総理中臣にすれば誰も注目せずに、平和な日々が!」 |
ふたご2 |
「しょうもないトップだなあ。」 |
ふたご1 | 「サッポロビールが、宇宙産の大麦でビールを造る計画をしているそうです。」 |
ふたご2 |
「宇宙産ですか。」 |
ふたご1 |
「国際宇宙ステーションで発芽させた大麦の子孫でビールを造る計画だということです。」 |
ふたご2 |
「ああ、完全に宇宙で出来たものだけではないのですね。」 |
ふたご1 |
「なにしろまだまだ宇宙ステーションは手狭ですから、畑を作れるほどは広さはないのです。」 |
ふたご2 | 「まあそこまで進んでいないですね。」 |
ふたご1 |
「しかし近年の穀物高騰などからもわかるように、食糧問題は人類にとって喫緊の課題です。いずれは宇宙も食料の一大産地となる日が来るのでしょう。」 |
ふたご2 |
「まあそうですねえ。」 |
ふたご1 |
「そして地球のまわりに大豆ステーションや大麦ステーションやひえステーションも回り出すことに。」 |
ふたご2 |
「渋いステーションだなあ。」 |
ふたご1 |
「しかしやがてはこうしたステーションも軍事利用されることにもなりかねません。」 |
ふたご2 |
「まあ食料も武器と言われますから。」 |
ふたご1 |
「もし関西が独立しそうになったら、日本政府は納豆ステーションを落下させるという強硬手段に出るかも知れません。」 |
ふたご2 |
「いやなステーションだなあ。」 |
ふたご1 |
「対抗して関西側もご飯ステーションとお好み焼きステーションを同時に落とすという暴挙で対抗。」 |
ふたご2 |
「落とされた時点で十分暴挙ですが。」 |
ふたご1 |
「最終的にはスウェーデンのシュールストロミングステーションや韓国のホンオフェステーションや滋賀県の鮒寿司ステーションの下で人類がおびえながら暮らす、恐怖の均衡の時代が…。」 |
ふたご2 |
「宇宙まで出て何を作っているんだ。」 |
5月30日、インドと合弁で福神漬ステーション。 |