【これまでのあらすじ】 |
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…何のつもりだい? |
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変態はおたがいさまだろう。 | |||
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そのネイヤというかけ声がよく |
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なんだか気合が抜けるなあ。 |
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ホテルの向かいの洋品店に |
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ほとんど離れてないよ。 |
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ぐぐぐぐぐぐっ し、仕方ないだろうっ! ホプキンス君は我々一行の主人役なんだから、 サイズの合わない服なんか着てたら 怪しまれるじゃないか! 貴族の令嬢らしい格好をしないとっ! |
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ホプキンス警部のためを思ったら まださらわれているほうがいいのかも しれないなあ。 |
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落ち着いて待てよ。 |
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コン、コン ホームズさん、 ホプキンスです。 ただいまもどりました。 |
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おそくなりましてすみません。 私のサイズに会うドレスがなかなかなくて、 こんな時間になってしまいまして。 |
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あ、やっぱり変ですか? 男の私がこんな格好したらやっぱり変なところも 出てきますよね。 これから潜入する時におかしな点があったら 敵に気づかれてしまいますね、 遠慮なく言ってください。 |
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問題だらけだっ! なんだそのベタベタなやりとりっ! |
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…まあ、それはともかく、 ずいぶんと板についた女装だね。 それにそんな高そうなドレスに宝石も よく借りれたねえ。 |
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ええっ!? そ、そんなお金どこから…。 |
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血税を何だと思ってるんだあっ! | |||
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そうだよ、ホームズ。 ハノーファーの貴族、マッケンゼン男爵の 令嬢の一行としてもぐりこむんだったな。 ホプキンス警部が令嬢役で、 |
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だからそれは無理がありすぎだろう。 | |||
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いいわけあるか! |
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もう、怒ったほうがいいぞ |
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そりゃ霊連れの一行なんて無いだろう。 | |||
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そっちかよ。 まあたしかにな。 |
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悪かったな。 じゃあ君が女装しろよ。 |
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何の釣り合いだよ。 |
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しかしこんなところで一人旅なんてしてる |
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えらく自信たっぷりだな。
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そんなジャンルの存在すら知らないよ。 | |||
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せめてもっと人が見そうなところに |
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だから知らんといってるだろうがっ! | ||
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コンコン。 |
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いくらなんでも早すぎるだろうっ! |
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ア、アイリーン・アドラー嬢!
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大英帝国演歌はいいっ! |
突然ホームズたちの前に現れた
アイリーン・アドラー嬢!
果たして彼女の狙いは!?
亡命計画の実態とは!?
つづく!