【これまでのあらすじ】 |
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まあ僕にも |
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だいぶ気持ちの悪い言い方だなあ。 | |||
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それは違うと思うが。 |
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おいおい。 |
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食うのかよ。 |
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なんだエグゾーストサウンド。 |
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誰が。 | |||
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完全に話がおかしくなってるぞ。 | |||
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前触れなく話を戻すなよ。 |
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一国の皇太子をただ消しても 得をする奴らはいるのかね。 |
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王位継承順位でいうと、 ヴィルヘルム殿下の叔父上にあたる、 カール公爵、その子息のカール殿下、 そして伯母上のエリザベート大公夫人、 その令嬢のエリザベート大公女などが 継ぐことになるでしょうね。 |
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どうかされました? | ||
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お前も外人だろうがっ! |
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まだ第一次も起こってないわっ! |
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さあ… あんな、人格高潔で容姿端麗で 頭脳明晰なヴィルヘルム殿下を 恨むような方なんて、この世の中に いらっしゃいませんわ! |
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いるなあここに。 | |||
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あの…春の日差しのようなあたたかさで、 私をつつんでくださった…あの方が、 そんな誰かの恨みを買うなんて… 考えられませんわ! |
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もうひとり、重要な人物を忘れてないかね ホームズ。 |
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ホームズっ! |
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アイリーン・アドラー嬢だよ、 |
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余計悪いよ。 |
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どういうことだい? |
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なるほど…となると、 やっぱり利益を得る人間を洗わないと… |
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え、誰だい? |
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モリアーティ教授! |
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誰でしたっけそれ! |
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たしかに…犯罪の芸術家、犯罪の完璧主義者、 犯罪のプレイボーイ、犯罪のDonDokoDonぐっさん、 犯罪の日曜大工、犯罪のトレジャーボートの名を ほしいままにする、モリアーティ教授なら、あるいは 可能かも… |
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しかし、皇太子をさらって、モリアーティ教授に |
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恐ろしいこと!? |
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たったったったったたっ! |
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いったいどんな内容なんだ! |
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…なんだか、今日のホームズさん
かっこいいですね。 |
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おい、ホームズ落ちたぞ、
『ツカダのフレッシュドーピングシリーズ 元気ハツラツワン!探偵用40錠入り』。 |
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すごいなあツカダ。 |