【これまでのあらすじ】 |
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それにしても、いったいレストレード警部が |
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それに、この大男の正体は一体 誰なんだ? |
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聞けよっ! |
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ホームズさんっ! 皇太子殿下はどうなるんですかっ! |
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ホームズさんっ! 正気に戻ってください! |
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いいかげんにしろっ!! |
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だ、誰だ、君はっ! | |||
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さすがは、シャーロック・ホームズ、 聞きしに勝る妄想狂ぶりだな! |
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展開が唐突過ぎるわっ! |
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ええっ!?こんな少年が!? |
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な、何しろ? | |||
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またハガキ職人かよっ! | ||
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ふん、もうすでにそこの変態探偵は 事件の真相をつかんでいるようだからな、 いまさら隠し立てすることもあるまいな。 |
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事件のあらましはこうだ。 ボヘミアのヴィルヘルム皇太子がロンドンを 訪れる際に、「月刊社交展望」の投稿欄、 「ハードカクテル」にある投稿をしたんだ。 それには世界有数のハガキ職人を呼び寄せる 暗号が隠されていた。 僕とアイリーン・アドラー嬢はそれにしたがって、 皇太子の元を訪れた。 |
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そういうことだ、ヒゲ医者。 そこで僕とアイリーン・アドラー嬢は ヴィルヘルム皇太子よりある計画に 協力をすることを求められた。 ヴィルヘルム皇太子は、ボヘミア国を転覆 させかねない大陰謀がすすんでいることを つかんでいた。 それを防ぐ計画に僕たちの協力を求めた、 というわけだヒゲ医者。 |
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話をそう急ぐな、ケジラミ医者。 その計画を推し進めるために アドラー嬢は変装して皇太子の一行に まぎれてボヘミアに入り、僕はバイエルンを 通過してボヘミアの地下道に潜伏したと いうことだ。わかったかケジラミ医者。 |
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黙れコモドオオトカゲ医者っ! ホプキンス警部は聖ヴィート教会の 地下道の入り口を発見しそうになった。 そこで特製の睡眠薬を嗅がせて どこか別のところにつれだそうとしたと いうことだ。 |
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正確に言うと、明日までは誰にも |
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それからは私がお話しよう、 マッケンゼン嬢…いや、ホプキンス警部。 |
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ヴィルヘルム・ゴッツライヒ・ ジギスモント・フォン・オルムシュタイン ボヘミア国皇太子! |
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は、はい。国王崩御から17日後、 群臣集結のもと王宮の宝物庫を開き、 中の宝物を確認する「大蔵の儀」の日で ございます。 |
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…ヴィル…いえ、殿下、 あなたは、 この地下迷宮の一室で一体何を… |
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そ、それは! | |||
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そんな! |
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そ、それは! |
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いま一瞬妙な展開が無かったか。 |
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一体どういうことなんだ? ホームズ。 |
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ホームズさんもお見通しだ、 |
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ぐっ! |
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どうでもいいが、どうしてこう、 |
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に、逃げても無駄だっ!アドラー大臣っ! |
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本当に情けないなっ!
どうするっ!?逃げられるぞっ! |
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はいっ! ダガーン |
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…………。 | |||
あ、アイリーン・アドラー嬢!? | |||
おたおたおたおたおたおた。 |
なんだか人がいっぱい出てきてややこしい展開に!
やっぱり今回も真相が明らかにならなかったが、
それはそれとしてつづく!