ふたご1

「今年は政権交代、来年は海沼交代だ!」


ふたご2

「沼に過大な期待をかけ過ぎじゃないですか。」


ふたご1

「役人への賄賂やなんだかんだで腐敗が進んでいると言われる中国ですが。」


ふたご2

「まあ伝統みたいなものですからねえ。」


ふたご1

「2008年には4万人の公務員が金銭がらみで訴追されているそうです。」


ふたご2

「スケールがでかいですね。」


ふたご1

「そこで、役人の腐敗を摘発するための役人を養成するための学校が設立されたそうです。」


ふたご2

「細分化しますねえ。」


ふたご1

「これで役人の腐敗摘発を進めようというもくろみです。」


ふたご2

「しかしどういったことを教えるんですかねえ。」


ふたご1

「それはやはりいろいろな教科を通じて教えるのです。」


ふたご2

「どんなですか。」


ふたご1

「たとえば家庭科です。」


ふたご2

「家庭科?」


ふたご1

「豆腐と豆腐の腐った腐乳の見分けを付けることから始めます。」


ふたご2

「その段階からですか。」


ふたご1

「まずは腐敗を見分けることから始めます。」


ふたご2

「どっちかというと発酵ぽいですが。」


ふたご1

「そして、お菓子の下に賄賂が隠されているかを見抜く訓練です。」


ふたご2

「オーソドックスですねえ。」


ふたご1

「さらに算数の時間もたいへんです。」


ふたご2

「算数なんですか。」

ふたご1

「箱や入れ物の底が上げ底になっているかどうかを見抜く授業があります。」


ふたご2

「なるほど、そこに賄賂が入るわけですね。」


ふたご1

「そして三角定規やコンパスにしくまれた賄賂を見抜かないといけないのです。」


ふたご2

「あんなところに仕込めますか。」


ふたご1

「その三角定規の中にお菓子が入っていてその下に入っていることもありますからね。」


ふたご2

「収納上手だなあ。」


ふたご1

「また体育の時間も重要です。」


ふたご2

「なんですか。」


ふたご1

「動体視力を鍛え、素早く賄賂を渡そうとするのを見抜くのです。」


ふたご2

「動体視力って。」


ふたご1

「中国には、1秒間に99枚の1元紙幣を賄賂として贈りつける、超絶賄賂神拳の使い手もいるといいます。」


ふたご2

「100元紙幣を一枚渡せばいいじゃないですか。」


ふたご1

「そのような常識を軽々とかいくぐってくるのが敵の恐ろしいところです。」


ふたご2

「まあいろいろな意味で恐ろしいですが。」


ふたご1

「さらに難関が修学旅行です。」


ふたご2

「あるんですか修学旅行。」


ふたご1

「神社仏閣を引率されて見学します。」


ふたご2

「共産主義では人民のアヘンではなかったですか。」


ふたご1

「しかし、そこにやってくるよその腐敗防止学校の生徒達。」


ふたご2
「よそにもあったんですか。」

ふたご1

「買った木刀での殴り合いが始まります。」


ふたご2

「昭和40年代の不良学生じゃないか。」


ふたご1

「まさに血で血を洗う戦い。」


ふたご2

「何をやっているのだ。」


ふたご1

「その血の中に賄賂が紛れ込んでいるのを見つけ出してこそ、卒業となるのです。」


ふたご2
「誰がなんの目的で誰に送る賄賂だ。」

12月25日、賄賂、かっこ悪い。

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