ふたご1

「下駄をならして カズが来る♪ 腰に手当ててはしゃぎながら♪」


ふたご2

「カズダンスも古いですが、原曲はもっと古いですね。」


ふたご1

「中国と言えば毛沢東主席ですが。」


ふたご2

「いやもっとあるだろうとは思いますが。」


ふたご1

「その毛沢東主席の孫の毛新宇氏が少将に昇進したそうです。」


ふたご2

「少将ですか。」


ふたご1

「しかし少将となると将軍様です。」


ふたご2

「まあそうですけど。」


ふたご1

「だいたい吉良上野介と同ランクです。」


ふたご2

「吉良上野介の官位は従四位下左近衛権少将なので、やや下です。」


ふたご1

「しかし少将は将軍なのでかなりえらいです。」


ふたご2

「そりゃそうです。」


ふたご1

「しかし毛新宇少将は39歳という記録的な若さなのです。」


ふたご2

「まあいくつでなるかよくわかりませんが。」


ふたご1

「戦争中だと若くして将軍となることもあるそうですが、今は平時ですから、官僚組織で出世が難しいのと同じです。」


ふたご2

「となるとかなりのエリートなのですね。」


ふたご1

「まあそうなのですが、やはり偉大なる毛沢東主席の孫であると言うことが出世の原因だという報道がちらほら見えます。」


ふたご2

「まあそうでしょうねえ。」


ふたご1

「中国では幹部の子供達がエリートとなり、『太子党』と呼ばれています 。」


ふたご2

「どこの国でも出てきますねえ。」


ふたご1

「しかしながら、世襲政治家がすべて才能がないわけではありません。」


ふたご2

「まあそうですが。」

ふたご1

「かの大ピピンの孫にして中ピピンの子である小ピピンは、小であるにもかかわらず、中よりも、大よりも大きな功績を残したのです。」


ふたご2

「まったく具体性のない例をありがとうございます。」


ふたご1

「ですから、毛新宇少将が実力で将軍になっていないかのように」言うのは、今の時点ではきわめて失礼かもしれません。やはり毛新宇少将の真の実力を見定めてからでないと。」


ふたご2

「しかしまあ将軍の実力というのがわかる機会が来られても困りますが。」


ふたご1

「ですからまあ極秘裏にあっちやこっちやの紛争地帯に乗り込んでいただきまして。」


ふたご2

「こらこら。」


ふたご1

「はたして何人の敵兵をカンフーでたたきのめすのかを見てからでも遅くはないのではないでしょうか。」


ふたご2

「その実力かよ。」


ふたご1

「もし文官寄りの将軍でしたら、ビームを出して敵兵を焼き払うとかですね。」


ふたご2

「中国の将軍がビームを出したりでかい武器を振り回したりするのはゲームの中の話です。」


ふたご1

「このように、平時でも将軍の実力をはかる機会というのは意外と訪れているのです。」


ふたご2

「何がこのようにか。」


ふたご1

「もしあなたが山の中を歩いていて、急に幕府が開かれたような気がしたら…。それはすぐ近くで将軍が実力を試しているのかもしれませんね」


ふたご2

「鎌倉自衛隊や江戸自衛隊か。」


ふたご1

「さて国務長官の夫であることで知られるアメリカのクリントン元大統領のインタビューをまとめた本が出版されるそうです。」


ふたご2

「へえ。」


ふたご1

「その中には、かつてロシアのエリツィン大統領が、ホワイトハウスの近くで酔っぱらって眠りこけ、路上で保護されるなどの衝撃的な事件が記録されているそうです。」


ふたご2

「でもエリツィンさんは酔っぱらって川に落ちたというような話があったはずですが。」


ふたご1

「そうですね、ですからこのような太陽が東から昇ったというようなありきたりのエピソードを前面に押し出して売らなければならないほど、このインタビュー集にはネタがないのかもしれません。」


ふたご2
「そこまでありきたりなのか。」

ふたご1

「しかしそう思わせることによって、このインタビュー集に含まれる重大な内容をカモフラージュするのが目的なのかもしれません。」


ふたご2

「だったらそもそも出版しなきゃいいと思いますが。」


ふたご1

「そう、ありきたりで親身な無い内容に隠された驚愕の真実、それは…。」


ふたご2

「それは?」


ふたご1

「エリツィン氏が首脳会談の席上では酔っぱらっていなかったということなのです!」


ふたご2
「いやあどうだろう。」

9月25日、飲んで 飲んれ ろられれ ろんれ〜♪

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