本日はじめてのおつかいに挑戦するのはカナエちゃん(8さい)。
うまく血縁関係なしのリョウコさん(ひみつ)のおつかいができるかな?

カナエちゃん(8さい)に赤の他人のリョウコさん(ふめい)がたのんだ
おつかいの品は

・ にんじん
・ そば(戸隠)
・ 松戸式遠心分離機(サブレ味)

さあ、間違えずに買ってこれるかな?

扇町アナ:さて、ここからは、解説者として、はじめてのおつかい評論家、
鉢谷琉球大学経済学部の村田殿和典教授をおまねきいたしました。
よろしくおねがいいたします。

村田殿教授:よろしくおねがいいたします。

扇町アナ:村田殿教授ははじめてのおつかい、というのをどうとらえて
おられますか?

村田殿教授:そうですね、現代の経済活動というのはたいへんにグローバル
化しており、また、世代間のボーダーレス化も生み出しております。
しかし、この経済活動に始めて参加する行為となるはじめてのおつかいは、
現在の経済を考える上で非常に重要なものと思われますね。

扇町アナ:そうですね、では、今回はじめてのおつかいに挑戦する、
カナエちゃんについてはどう思われますか?

村田殿教授:まあそうですね、一つ言えることといたしましては、8歳という
年齢ですね。若干はじめてのおつかいにしてはトウがたっているようにも
思えますね。理想的なはじめてのおつかい年齢は、小学校未就学の
5歳から7歳ぐらいなのですね。それがこの8歳という年齢では、はじめての
おつかいにかかせない初々しさ、そして無邪気さにかけるきらいがあります
ね。しかし、今回の状況ではSF、ということもありまして、宇宙をまたにかけ
るはじめてのおつかいとなるわけですから、8歳という年齢となるのもまあしか
たのないことかもしれませんね。

扇町アナ:では今回のお使いの品目は、にんじん、そば(戸隠)、松戸式
遠心分離機なんですが、これは初めてのおつかいに対してどういう影響を
もたらすと考えられますか?

村田殿教授:そうですね、ちょっと厳しい面がありますね。

扇町アナ:といいますと?

村田殿教授:にんじん、そばというのはポピュラーな商品なんですが、
遠心分離機というのは、それなりの店に行かねばありませんね。
つまり、この段階でカナエちゃんの行かなければならないお店が二つ以上に
なるわけなんです。最初から二つ以上の店に行く、これはハードルが二倍に
なるようなものですから、できればこのようなはじめてのおつかいはさけて
もらいたいというのが、我々専門家の一致した意見ですね。

扇町アナ:あ、そうこうしているあいだにカナエちゃんがお店についた模様です。

 

 

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