ふたご1

「ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために、ためにはみんなのひとり!」


ふたご2

「みんなの中に一人でもおかしいと思う人がいなかったのが残念でなりません。」


ふたご1

「いろいろなスキャンダルやセクハラでおなじみである、イタリアのベルルスコーニ首相ですが。」


ふたご2

「まあ驚くほど打たれ強いですね。」


ふたご1

「その打たれ強さや言動が『ロック』だとして、イギリスのロック雑誌『ローリングストーン』誌の表紙を飾ることになったそうです。」


ふたご2

「ロックと言えば反体制なのに、思いっきり体制側の人ですねえ。」


ふたご1

「しかし、そういう概念すら打ち破ってしまうあたりがベルルスコーニさんのすごいところなのではないのでしょうか。」


ふたご2

「まあ端から見てるぶんにはそうかも知れませんが。」


ふたご1

「ここは日本の首相である鳩山さんにも雑誌の表紙になってもらわなくては。」


ふたご2

「しかしベルルスコーニ首相ほどのインパクトはないでしょう。」


ふたご1

「ですからまあ他の路線を狙って。」


ふたご2

「はあ。」


ふたご1

「たとえばダム雑誌とか。」


ふたご2

「読者からは蛇蝎の如く嫌われてそうですが。」


ふたご1

「逆にダムのすばらしさに気づいてもらういい機会だとは思います。」


ふたご2

「気づきますかねえ。」


ふたご1

「たとえば、雑誌内の企画で『ダムVS鳩山首相の水せき止め対決』を実行するとか。」


ふたご2

「おもいっきりダム有利な対決ですねえ。」


ふたご1

「ご安心ください。最後には『友愛対決』が用意されています。」


ふたご2

「どんな対決なんだ。」


ふたご1

「最後の対決は特別に8万ポイントがかかっていますから」


ふたご2

「今までの対決なんやったんやというバラエティルールじゃないですか。」

ふたご1

「まあ途中の発電対決やブラックバス生息対決などで首相も苦労されたでしょうから。」


ふたご2

「勝負の結果より安否が気になりますね。」


ふたご1

「進化論という考え方をあらわしたダーウィンの著書『種の起源』の初版本が発見されたそうです。」


ふたご2

「100年以上前の本ですね。」


ふたご1

「しかし見つかったところが変わってまして。」


ふたご2

「どこなんですか。」


ふたご1

「民家のトイレだったそうです。」


ふたご2

「なぜまた。」


ふたご1

「そこに本棚があったからです。」


ふたご2

「なんだかなあ。」


ふたご1

「ともかく、家の方がトイレットペーパーを切らさずに置いておいたおかげで、種の起源も無事に発見されることになったわけです。」


ふたご2

「まあ下品な。」


ふたご1

「本でふくものは、やがて人間でふくようになる − ハインリヒ・ハイネ−。」


ふたご2

「やかましい。」


ふたご1

「しかし、この本は900万円近い価格で落札が見込まれているそうなので、家の中を良く探してみてはいかがでしょうか。」


ふたご2

「しかし普通の家にはそうそうありませんよ。」


ふたご1

「意外と思ってもいないところから発見されるものですよ。」


ふたご2

「でもまったく心当たりはないですね。」


ふたご1

「たとえばかたむきかけたテーブルの足の下に。」


ふたご2
「段差調整のためにか。」

ふたご1

「そしてまくらに。」


ふたご2

「本で寝るなよ。」


ふたご1

「そしてもう一本のテーブルの足の下に。」


ふたご2

「完全に寿命ですねそのテーブル。」


ふたご1

「さあ皆さんも家のそんなところを探してみましょう。」


ふたご2
「どうも見つかりそうに無い家庭環境ですが。」

11月27日、最寄の床屋をチェックだ。

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