ふたご1

「おお、お地蔵様、こんな寒い中武器も持たずに。売れ残ったAK-47ですが、どうぞ持っていてくだされ。 」


ふたご2

「まず仏教の精神を根本から考え直して下さい。」


ふたご1

「体温!」


ふたご2

「は?」


ふたご1

「血圧!」


ふたご2

「え?」


ふたご1

「脈はーく!!!」


ふたご2

「やかましいっ!」


ふたご1

「そんなわけで、体温計や脈拍計が画期的な進化を遂げつつあるそうです。」


ふたご2

「なんですか。」


ふたご1

「Bluetooth Special Interest Groupが体温計・脈拍計のブルートゥースプロファイルを完成させたそうです。」


ふたご2

「ブルートゥースといいますと無線接続のあれですか。」


ふたご1

「そうです。プロファイルの完成により、体温計や脈拍計にブルートゥースを組み込むことができるのです。」


ふたご2

「はあ。組み込んでどうするんですか。」


ふたご1

「まず、体温計や脈拍計をずっと身につけたまま自由に活動できます。」


ふたご2

「ほお。」


ふたご1

「しかも一定時間ごとの体温や脈拍を送信できるのです。」


ふたご2

「なるほど。」


ふたご1

「つまり、体温計や脈拍計を一日中身につけ、その結果をリアルタイムで受信できるわけです。」


ふたご2

「へええ。」


ふたご1

「つまり、町中でブルートゥース受信機を持っていれば、見知らぬ人の脈拍や体温がわかるという夢のような世界に!」


ふたご2

「だいぶくだらない夢の世界ですね。」

ふたご1

「そのほかには病気の子供の体温変化や、マラソンランナーの脈拍変化をモニタリングできたりも出来なかったりだとか。」


ふたご2

「そっちがメインでしょうがどう考えても。」


ふたご1

「もちろん他の医療機器もめざましく発展しておりまして、様々な機器に組み込まれているそうです。」


ふたご2

「それもまた便利になるんでしょうねえ。」


ふたご1

「もちろんです。たとえば一日中、視力を測ってデータを送るブルートゥース視力計。」


ふたご2

「一日でそんなに変化しないと思いますが。」


ふたご1

「糖尿病の方のために、一日中尿の糖度を測るブルートゥース尿糖計。」


ふたご2

「尿を一日中出すわけにはいかないんですが。」


ふたご1

「身だしなみが気になる方に、一日中爪の長さを計る爪長計。」


ふたご2

「もっと他に気にするべき所があるだろう。」


ふたご1

「こうなってくると、やがて対象は人間だけでなくペットにも広がってきます。」


ふたご2

「まあペットヘルスケア関連も最近は伸びてますからね。」


ふたご1

「たとえば放牧している牛の体温を測るブルートゥース体温計。」


ふたご2

「まあペットとというのはどうかとも思いますが。」


ふたご1

「神社の鳩の首振り回数を計るブルートゥース鳩首計。」


ふたご2

「それはもう完全にペットではないですね。」


ふたご1

「犬が何回『1と2の条件に反しない限り自分の身を守る』のかを計った三原則計」


ふたご2

「犬と言ってますがロボットですねそれ。」


ふたご1

「このようにいろいろなペットのいろいろなことがわかるのです。」


ふたご2
「いろいろなのは認めますがペットではありませんよ。」

ふたご1

「そうですかねえ。」


ふたご2

「そうですよ。」


ふたご1

「では何度しっぽを振っているかわかる、ブルートゥース尾振計。」


ふたご2

「何に使うんだそれ。」


ふたご1

「俺がいない間にあの雌犬がどこの男にしっぽを振っているか調べるためだよ!」


ふたご2
「昼ドラテイストをペットに持ち込まないでください。」

5月10日、この薄汚いシンディ・ローパーが!

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