2008年7月26日分
このコーナーは皆様から寄せられた科学的な質問に科学的にあくまで真摯に答えるコーナーです。
これまでのまめぎもんスペシャル
2008年5月2日分
2007年6月9日分
2007年7月14日分
2007年9月8日分
2007年12月29日分
どうして夏は暑いのですか?
氷結系うどん粉病さんのご質問
まず、なぜ夏が暑いのかを考える前に四季という現象がなぜ起こるのかを考えましょう。
これは地球の回転軸である地軸が傾いているためです。
地軸が傾いていることにより、時期によって昼間の日照時間が大きく変わってきます。このため温度が時期によって変わってきます。これが四季の原因です。
つまり、春が温かく、冬が寒いのも、すべてこの地軸がまっすぐでなく、いびつに傾いているのが原因なのです。そのため、
『そんな傾いた地軸なんて間違ってる!俺が、地軸を正しい位置に戻してやるぜ!』
と、熱い情熱を持つ人が増える夏には温度が上がり、暑くなるのです。
ガリレオ温度計を作っているのですが浮いたりが沈んだりうまく行きません。失敗しないほうほうを教えてください。
こうだいさんのご質問
ガリレオは中世の科学者・天文学者です。彼は世に先駆けて木星の衛星、月のクレーター、天の川の星などを発見し、地動説が真実であることを確認しました。
ガリレオ温度計もそのような中で発明されたものであると言われています。
しかし、そんなガリレオにも失敗があります。潮の満引きの原因や、惑星の運動について誤った考えを持っており、また、うかつに本を出して教会ににらまれて軟禁生活を送る羽目になったりもしています。中でも最大の失敗は、太陽を望遠鏡で直接見てしまったことでしょう。ガリレオはこれが原因で失明しています。
しかし、そのような失敗にもかかわらず、ガリレオの名は燦然と輝いています。
それにくらべたら、少しの失敗がなんだというのでしょう。温度計完成という大きな目標を達成すれば、それすらも勲章になるのです。
宿根草のアサガオは、種ができないのに、
何故殖やすことができているんでしょうか?
夏休み宿題ジゴクさんのご質問
よく知られているアサガオは一年草で、種も出来ます。
ここで言われている宿根草のアサガオとは、アサガオの近縁種であるノアサガオです。
琉球アサガオ、西表アサガオ、オーシャンブルー等という異名があります。
このノアサガオは、容易に雑草化し、気がつくと庭がノアサガオだらけになることもあるといいます。
そんなアサガオの花言葉は「あなたに私はからみつく」です。
この言葉を聞いて何を思い出すでしょうか。そう、ストーカーです。
ストーカーは撮られた本人もわからない写真を持っていたり、知られるはずのない秘密を知っていたり、いるはずのない場所に現れます。
ノアサガオもストーカーと同様に、理由もわからないまま増えているのです。ほら、あなたの後ろにも…
地球温暖化の原因といわれている二酸化炭素についてですが、現在では二酸化炭素排出量を減らす策などがとられていますが、二酸化炭素を吸収して還元し、酸素に変える装置はないのでしょうか?または発明されないのでしょうか?
ほろほろくんさんのご質問
二酸化炭素はその名の通り、炭素に二つの酸素がくっついた状態です。
二酸化炭素から酸素をとると、炭素が残ります。
炭素と言えば真っ黒です。大量の炭素が残った空は真っ黒になってしまいます。
空は黒空です。ブルーハーツもやってられません。
雲も黒雲です。毎日香も廃業です。
トンボのメガネも黒色メガネです。タモリです。
そんな各方面からの圧力が予想され、二酸化炭素の脱酸素技術は進んでいないのです。
氷に塩をいれると、氷だけのときより冷えるのはなぜですか?
渡邊 千代子さんのご質問
これは人間社会を考えてみるとわかります。
仲の良い、気心の知れた人間同士が集まっていれば、その場は盛り上がります。
しかし、一人でも見ず知らずの人が入っていればどうでしょうか。お互いに気を遣いあい、ぎくしゃくします。
そんな中でもりあげようと一発ギャグなどやってみたらどうでしょうか。おそらく大すべりし、場は冷え込んでしまいます。
だいたい塩にはそういう性格を持つものだと思われているのです。
2007年度 公立高校入試問題の解答に
「感動的な映画を観て涙が出てくるのは反射ではない。」という内容の解答があったのですが、理解できませんでした。
どういう意味なのか教えてください。
つさんのご質問
仮にこの文章が「涙が出てくるのは反射である」としたらどうでしょうか。
反射とは、同条件の時に決まった反応をしてしまうことです。たとえば脚気の検査などがこれにあたります。
つまり反射であるとすれば、感動的な映画を見ればどんな状況でも人は涙を流すはずです。
そこで、実験をしてみました。
被験者となる人物に、絶え間なく感動的な映画を見せつけました。起きている時も、食事中も、寝ている時も、仕事中もです。最初は涙を流していましたが、徐々に怒りだし、最終的には被験者に殴られました。
この実験の結果により、感動的な映画は時として暴力をも生み出すのであるということがわかりました。